1月16日(水)、秋田市のホテルメトロポリタン秋田において新春経営トップセミナーを開催しました。国際政治学者で安全保障政策論を専門とし、メディアにも出演機会が多い同志社大学法学部教授の村田晃嗣氏を講師に迎え、会員組合の役職員等145名が出席しました。
 村田教授は、米国や中国、朝鮮半島、ロシアにおける情勢や今後の展望について持論を交えながら講演し、「特に米中の貿易戦争は構造的な問題が含まれていることから一過性のものではなく、長期的になる。また、ロシアとの関係では北方領土問題は今後の交渉に入口に過ぎず、政府は戦略的選択をしなければならない時期にある。」等、明快な語り口で解説されました。現在の日本を取り巻く内外環境が厳しい中、国力が低下した日本では政治家まかせにするのではなく、国民一人一人が真剣に政策の優先順位を考えていかなければならないを示唆しました。