1月18日(水)、秋田市の「ホテルメトロポリタン秋田」において、金融や財政、安全保障政策に関する若手の論客であり、テレビやラジオ、YouTubeにコメンテーターとして出演している経済評論家の上念司氏を講師に招き、新春経営トップセミナーを開催し、会員組合の役職員等147名が出席しました。
 セミナーの冒頭で上念氏は、秋田との関わりや格闘技好きが高じて自らが経営するプロスポーツジムにまつわるエピソードを披露され、和やかな雰囲気の中でセミナーはスタートしました。
 上念氏は約1時間半にわたる講演で、未来を見通すツールとしての経済学の視点を踏まえ、「地方は消滅しない」という自らの信念について、「人口が減少しているのであれば、そうした時代に合った役者を作れば良い。大企業はそう簡単に事業の方向性は変えられないが、小回りが効く地方の中小企業が持つ様々なアイデアがメジャーになり儲かる仕組みが確立されることにより、地方の中小企業全体が元気になっていく。」と持論を展開され、最後に、「世の中の様々なシグナル(動向)を日頃からアンテナを張り巡らせて把握し、どのタイミングで勝負をかけるかが企業経営のポイントとなる。このため、政治や経済、金融の動向などを見極めつつ、様々な面で刺激を受けながら企業経営の見通しを立てていってほしい。」と出席者を鼓舞され、出席者は終始熱心に聴講し、大変有意義なセミナーとなりました。

[セミナーの様子]

[講演する上念氏]