中小企業の協同化のしおり
組合設立の方法 | なぜ中小企業に組合が必要か | 組合と会社の相違 |
組合の種類と主な事業 | ||
組合設立認可申請に必要な書類 |
組合のメリットとは・・・
組合のメリットは、中小企業が集まり、一つの組合として法人格を得られることにより組織を強化する点にありますが、具体的なメリットについて、最も利用され普及している「事業協同組合」の場合は次のようなことが挙げられます。
★ 信用度が高くなり、取引の幅が広がります
事業協同組合は行政庁の認可を受けた中間法人です。従って、その社会的地位や公益的役割により信用度は高くなります。例えば、行政に対する発言力は高まりますし、取引先においても対外的に与える信用度は大きくなります。
★ 行政機関等に建議・陳情を行うことができます
事業協同組合は政治的な中立の立場でありますが、組合の健全な発展を図るため行政機関等に建議・陳情を行うことができます。業界発展のための中小企業者の「声」を、事業協同組合として届けることが可能となります。
なお、秋田県中小企業団体中央会を通じての建議・陳情も行っております。
★ 補助金や融資の対象となります
国や県がその振興発展のために行う事業活動等に対し補助してくれる場合があります。
また、中小企業組合の専門金融機関である株式会社商工組合中央金庫等による長期低利融資が受けられたり、また信用保証制度等により民間の金融機関においても融資の対象になります。
★ 情報収集力の強化が図られます
各関係機関と連携を図ることにより、組合を通じて様々な情報収集を行うことが可能です。こうして入手した有益な情報を組合員に提供することで、組合員が各種助成策等を活用する機会が増加します。
★ 有利な税制があります
事業協同組合は、その性格が営利の追求を目的としない認可法人のため、それに見合う特別税制があります。
例えば、法人税や印紙税・事業税・不動産取得税・固定資産税・事業所税等の軽減措置が適用されます。