令和2年1月30日(木)、秋田県稲庭うどん協同組合を対象に標記事業(研修会)を実施しました。
 当組合では、「稲庭うどん」の品質向上、ブランド力の向上、販路拡大に取り組んでいくことが課題となっており、その対応策の一つとして、「地理的表示保護制度」について学んでいます。
 今回は、岩出山凍り豆腐生産組合の小松庸一代表より、「岩出山凍り豆腐」の事例について、制度活用の目的や登録後の効果、事務手続等を中心に発表いただきました。
 岩出山凍り豆腐は、生産者が5軒まで減少していたため、地域の産業を守り、凍り豆腐に高付加価値を付け、健康的価値の高い凍り豆腐を次世代に繋いでいく目的で、地理的表示(GI)の登録申請に取り組んだそうです。
 GI登録後は多数のメディアに取り上げられ問い合わせも増えたとのことですが、一般市民についてはGI登録産品の価値がまだまだ浸透しておらず、「GI産品であることの価値や信用について理解してもらうための取り組みが重要」とのアドバイスがありました。

 【研修会の様子】