11月7日(火)秋田スギ製材協同組合を対象に、標記事業を実施しました。

 現在の製材工場においては生産能力を増加させる新たな設備投資ではなく、現有設備で高い生産効率を実現し、市場ニーズにあったコストで製品を供給することが重要となっています。そのため今年度は、現有設備が故障等で停止することのないように「機械(設備)保全」に関する研修会を実施しました。

 第2回目は、出席者(会員企業)が現在抱える機械トラブルに関する困りごとを事前調査し、その案件に対する対応や、確認事項等を紹介しました。
 多くの企業で、機械の稼働に従来(購入当時)と違う違和感を感じながらも、原因がわからず、まずは「動く」が最重要として生産活動していました。機械の異常は原因を追及、特定しなければ必ず再発し、場合によっては単なる再発だけでなく、他の機械も巻き込んだ故障になりコストが掛かり増しすることもあります。
 設備保全は単なる機械の保全チェック項目を作成したり、その運営を管理するものではありません。工場全体の機械設置図(原因特定のため)やそこに落とし込まれた各機械の保全作業手順の作成、さらにはそれらの作業を実施てきる人材の育成管理まで行う取り組みであることを研修できました。