5. パートタイム労働者の活用状況等について

(1)1日の所定労働時間
 パートタイム労働者を雇用している176事業所のパートタイム労働者の1日の所定労働時間を見ると、「5時間以上6時間未満」が38.1%と最も多く、次いで「4時間以上5時間未満」が14.8%、「7時間以上8時間未満」が14.2%と続いている。(図-12)
図-12 パートタイム労働者の1日の所定労働時間
(2)1週間の勤務日数
 パートタイム労働者の1週間の勤務日数を見ると、「5日以上」が58.5%と最も多く、次いで「4日」が26.7%、「3日」が11.9%と続いている。(図-13)
図-13 パートタイム労働者の1週間の勤務日数
(3)勤続勤務年数
 パートタイム労働者の勤続勤務年数では、「3年以上」が50.6%と最も多く、次いで「2年以上3年未満」が18.8%、「1年以上2年未満」が12.5%と続いている。
 また「3年以上」のパートタイム労働者を業種別で見ると、「繊維・同製品」が88.9%と最も多く、次いで「その他」が66.7%、「出版・印刷・同関連」が61.5%と製造業の中での比率が高くなっている。(図-14)
図-14 パートタイム労働者の勤続勤務年数
(4)主な仕事
 パートタイム労働者が主として行っている仕事を見ると、「正社員とほぼ同等の仕事」が40.3%と最も多く、次いで「正社員よりも範囲を限定した仕事」が35.2%、「正社員よりも軽易な仕事」が21.6%と続いている。
 また、「正社員とほぼ同様の仕事」を業種別に見ると、「対個人サービス業」が71.4%と最も多く、次いで「小売業」の66.7%、「繊維・同製品」の55.6%と続いている。(図-15)
図-15 パートタイム労働者の主な仕事
(5)処遇
 パートタイム労働者の処遇を見ると、「特別な措置はしていない」が45.5%と最も多く、次いで「基本給を引き上げる」が31.8%、「賞与を支給または引き上げる」が25.6%と続いている。(図-16)
図-16 パートタイム労働者の処遇
(6)賃金改定
(ア) 昇給の有無
 昇給の有無については、「行っている」が44.9%、「行っていない」が55.1%となっており、全国データとは逆の割合になっている。(図-17)
図-17 パートタイム労働者の昇給の有無
(イ) 賞与の有無
 賞与の有無については、「支給している」が56.8%、「支給していない」が43.2%となっている。
 また、「支給している」では、製造業が61.6%となっているのに対して非製造業では48.4%と逆の割合になっている。(図-18)
図-18 パートタイム労働者の賞与の有無
(ウ) 退職金の有無
 退職金の有無については、「支給していない」が90.9%と圧倒的に多くなっている。
 また、非製造業が10.9%と製造業の8.0%を2.9ポイント上回っている。(図-19)
図-19 パートタイム労働者の退職金の有無
(7)活用する理由
 パートタイム労働者を活用する理由としては、「人件費が割安だから」が40.0%を占め、「一時的な繁忙に対応するため」が30.3%、「1日の忙しい時間帯に対応するため」が29.1%と続いている。(図-20)
図-20 パートタイム労働者を活用する理由


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