近年、家具は従来の置き家具から壁面システム収納家具に変化してきている。組合では、平成20年度に(財)伝統的工芸品産業振興協会の「伝統的工芸品フォーラム事業」において用途・デザイン開発した製品(扉と壁面収納家具等)が高い評価を得た。このことを踏まえて、共通したデザインテイストの新製品を試作するとともに、市場価値を一層高める改善を行うため、平成21年度全国中小企業団体中央会の活路開拓事業を実施。事業では、新製品の企画・デザイン検討、試作、展示会出品でのアンケートの実施や来場者(バイヤーや設計士等)へのアピールを行い、販路拡大に取り組む。
また、置き家具から壁面システム収納家具への変化に合わせた試作開発を通じ、従来では使われなかった新たな技術が生まれることとなった。