岩手 バックナンバー

企業組合味工房楓
理事長
長 洞 康 子
組合員数
4名
出資金
4,000,000円
住所
宮古市保久田3-12
電話
0193-63-1911

◆人気の味の復活

人気の楓まんじゅう
 陸中海岸国立公園のほぼ中心に位置し、名勝「浄土ヶ浜」を有する宮古市に新たな企業組合「企業組合味工房楓」が誕生した。「企業組合味工房楓」は一昨年12月に閉店した宮古市内の老舗スーパーの惣菜部門に長年勤務し、惣菜や饅頭を調理・販売していた女性従業員4名が、長洞理事長を中心として、設立。
 設立のきっかけとなったのは、長洞理事長がスーパー勤務時代に開発した、「楓まんじゅう」。このまんじゅうは、北は北海道、南は名古屋まで配達するヒット商品で、彼岸には1万2千個、端午の節句には4千個の販売実績があった。しかし、そんな人気の手づくりまんじゅうもスーパーの閉店により無くなってしまい、名物であった手づくりまんじゅうを惜しむ声が顧客の間に多く広がった。そういった中、長洞理事長達は「待っている多くの人がいる」という思いから、創業を決意。平成17年3月、地元商工会議所が主催した起業相談会を経て、本会の雇用創出企業組合組織化・創業支援事業を活用してコーディネーターや中小企業診断士のアドバイス等を受けて事業計画を練り、同年8月に宮古市で二番目となる企業組合を設立。そして同年9月2日に、宮古市保久田町に惣菜店「味工房楓」をオープン。以来、惣菜や弁当などを買い求める大勢の人で賑わっている。

◆キメ細かなサービスの提供
 近年、女性の社会進出の定着化、消費者嗜好の多様化、核家族化、個食化などのため惣菜を利用する人が増加してきており、そういった人たちを支えよう支援しようとしている。そんな「味工房楓」は以下の4点をモットーとしている。
(1)「調理時間の短縮化、家事代行を担う手づくりの味」を大事にした商品を扱う。
(2)野菜を中心としたメニューの割合を高め、健康志向をアピールする。
(3)低カロリーで健康的イメージの高いメニューをおしゃれに提供。
(4)地場産品の生産者と連携。
 加えて、一般家庭での食事、行事での弁当、巻き寿司、おにぎりや冠婚葬祭における赤飯、饅頭、オードブルの販売も行っている。また、バイキング方式で販売した商品をその場で食べることができるように、テーブル、椅子を設置し、汁物やお茶を出す等といったキメ細かなサービスを提供している。

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