当組合では、東北電力(株)能代火力発電所で副次的に発生するフライアッシュを混合したコンクリート(フライアッシュ混合コンクリート)の県発注工事における使用を2008年から試行的に行っております。
フライアッシュとは、火力発電所で石炭を燃焼させた時に発生する石炭灰の一部で、セメントと一緒に混ぜると、セメントだけの生コンクリートより耐久性が向上する他、ひび割れ現象が起こりにくいといった長所があります。
当組合では、以前から国や県、市町村等にフライアッシュ混合コンクリートの使用を要望してきましたが、その努力の結果が認められ、平成20年度からは県発注工事での無筋コンクリートの試行が始まりました。
フライアッシュの混合率はセメントに対し15%(内割り)で、同組合でのフライアッシュコンクリートの販売価格は1m3当たりで普通コンクリート価格の200円引きとなるなど、コストダウンにつながります。
なお、能代火力発電所から産出されるフライアッシュは約3万トンで、全県の公共工事の生コン量を賄える量となっております。
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