みちのく組合情報

秋田
秋田県の木材業界からの情報です。
『秋田県大断面木構造協同組合〜A・D・M-adamo-が、夢を技術します〜』

理事長 石崎修治

設立の目的について
 当組合は、構造用大断面集成材の共同購買を目的として平成4年に設立しました。
 平成8年に農林水産省の雄物川流域林業モデル事業の指定を受け、木材の高次加工の観点からプレカット事業に向けた工場の建設を行いました。
 雄物川流域において流域林業活性化の基本方針により供給が増大する杉一般材を活用し、工業製品としての条件を備えた付加価値の高い木材・木製品を安定的に供給できる基盤作りを目的としています。
 現在では、組合員を中心に、県内工務店やハウスメーカー等にプレカット材を供給しています。

基本理念について
 当組合の基本理念は、『人は家をつくり、家は人をつくり、そこに和が広がり、夢が広がり、<家族>という、人生航路の港を築く。そんな施主様の依頼を受け、大工さんは、木を組み、技を組みます。日本の伝統的な在来工法に最新技術とホットなコミュニケーションで、A・D・M-adamo-が、夢を技術します。』です。いつも、心に基本理念を忘れずに営業・生産を行っています。

プレカットのメリットについて
 プレカットは、通常の手作業とは異なり、品質が均等で高精度な加工が可能であり、強度についても飛躍的に向上します。当組合は、ロボット・マシーンによる加工のため、一日で最大80坪の構造材の加工を可能とし、工期の短縮へ繋がっています。

森林資源の有効活用について
 当組合では、森林資源の有効活用の手段として、プレカット加工の際に生じる端材を使用し、独自のアイディアから『健康踏み台』を製品化しました。本製品は、木製品特有の弾力性により、体にも優しく、木のぬくもりを直接感じられる製品です。
 その他に、手軽な木工品であっても、オーダーメイドで製品を製造しています。
 (※当組合ホームページをご覧下さい。http://www5e.biglobe.ne.jp/~a-d-m/)。

今後について
 現在、大工といわれる職人が徐々に減少しつつありますが、住宅建設には、人間の知識・勘・手による作業が必ず必要です。当組合で行っているプレカット加工は、そのような職人の担い手不足をフォローできるものであると考えています。
 今後も、組合員と共に地元工務店やハウスメーカーへの営業を強化し、また、流域の森林資源を有効に活用しながら、少しでも林業の活性化に貢献できるよう邁進していきます。

ご意見・ご要望は
秋田県大断面木構造協同組合
〒019-2411
仙北郡協和町境字苅谷沢30−42
TEL:018−892−3900
FAX:018−892−3910
URL:http://www5e.biglobe.ne.jp/~a-d-m/
E-mail:adm-1@mtb.biglobe.ne.jp

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