秋田県の漬物業界からの情報です。
(秋田県漬物協同組合)
理事長 遠藤 純二
 

 当組合は昭和49年7月、県産漬物の開発・県外移出量の拡大を目的に設立し、現在の組合員11名で色々な共同事業を行っています。
 また秋田県には、大根、きゅうり、茗荷、山ごぼう、山菜など豊富な漬物原料があり、更にそれぞれに本県独特の調味によって加工された商品が県内外の需要に供しております。しかし昨今の厳しい経済環境に対処するため、当組合でも“売れるための漬物作り”を目指し、県の公設機関などの協力のもと、活発な活動を展開しています。

 
  秋田を代表する漬物に「いぶり漬」(又は「いぶりがっこ」)があります。これは内干たくわんのことですが、燻煙乾燥という独特の乾燥法で、風味に特徴のあるこの「いぶり漬」は、本県の気象条件・風土が育んだ知恵の産物とも言えます。
 秋ダイコンを細ひもで編み、天井に吊り下げ、ナラや桜等の木を囲炉裏に燃やすと、独特の香りがダイコンを包み、また、その囲炉裏火で夜間も余熱を残しつつ、じっくりと水分がぬける程に香りがついていきます。こうして燻煙乾燥した後、食塩を塩梅よく配した米糠床でじっくり漬け込み、2〜3ケ月以上低温で静かに熟成させたのがこの秋田の「いぶり漬」です。

 
 本年8月7日、秋田県大潟村にて「第7回全国名産漬物地域特産品委員会 秋田大会」を開催しました。“漬物文化の21世紀の再構築”をテーマに、全日本漬物協同組合連合会はじめ各県の漬物協同組合の方またご来賓などを含め70名余りの方にご参加頂き、分科会、交流会などを通じ、漬物業界のより一層の創造、発展を図るための活発な意見交換が行われ、実り多き大会となりました。

 当組合では以下のURLにて、組合並びに組合員とその商品をご紹介しております。また今年度中に、秋田県中央会の補助事業を活用し、会員商品を消費者の皆様へインターネットで販売する「ショッピングモールシステム」を構築する予定ですので、是非秋田の漬物をご賞味下さい。
http://www.chuokai-akita.or.jp/gakko/index.htm

 

秋田県漬物協同組合
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