年頭所感

全国中小企業団体中央会
会長 佐伯 昭雄

 新年おめでとうございます。
 平成20年の年頭に当り全国中小企業の皆様ならびに中小企業組合等中小企業団体の皆様に新年のご挨拶を申し上げます。
 昨年は政治も経済も大きな変革の年となり、その影響が今年は我々中小企業の経営に大きな問題となると思われます。すなわち参議院選挙の結果による、ねじれ国会や原油、原材料の高騰など予断を許さない状況です。
 この様な中で我が国経済は全体として明るさがまだあると云われているものの、大部分の地域中小企業をめぐる経営環境は依然として厳しいものがあります。
 また本年10月1日より商工中金の民営化のスタート、中小企業金融公庫や国民生活金融公庫の統合による新しい日本政策金融公庫の発足などが行われる予定です。
 この様な状況下、今まさに中小企業組合等中小企業団体が果たすべき役割は極めて大きくなっております。個々の企業では解決できない問題を、組合の団結の力により解決に向けて前進させねばなりません。
 全国中小企業団体中央会としては、昨年10月25日に国技館において、第59回中小企業団体全国大会を開催し、11項目の大会決議を行いました。特に中小企業の事業承継税制の改革や大企業による不公正取引の是正などを関係省庁や各政党に強く要望した所であります。
 全国中小企業団体中央会は、中小企業組合運動の中核的組織体として、47都道府県中小企業団体中央会とともに、全国4万の中小企業組合等中小企業団体と一層連携を深め、中小企業の皆様のご期待に応えるため、その先頭に立って全力を傾注して参る所存であります。
 今年こそ日夜懸命に努力している中小企業が報われ、希望の光が見える年としたいものです。
 最後に皆様方にとって良い年であることを祈念して年頭の挨拶と致します。



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