景況レポート DI値2ヶ月連続で好転!
〜製造業・非製造業ともDI値が好転〜
情報連絡員80名 2月分

 2月分の県内景況は、前年同月と比較して、景況が「好転」したとする向きが13.9%(前月調査12.8%)、「悪化」が36.7%(同39.7%)で、業界全体のDI値は、−22.8となり、前月調査と比較し、4.1ポイント好転した。内訳としては、前月調査と比べ製造業は6.6ポイント好転し、DI値は−6.3、非製造業は2.2ポイント好転し、DI値は−34.0となった。
(回答数:79名 回答率:99.8%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
味噌醤油 1月の出荷量は、前年同月比で味噌が112.0%、醤油が103.2%といずれも前年同月を上回った。
清酒製造 1月の清酒出荷量は、1,187キロリットルで、前年同月比86.9%で推移した。タイプ別では、吟醸酒が前年同月比で98.7%、純米酒が93.2%、本醸造が78.7%、レギュラー酒が86.6%となっている。
外材 国産材の価格が強含み傾向で推移しているが、県内合板メーカーの入荷は順調である。一方、外材は北洋材の価格が中国、韓国に引きずられ値上がり傾向で推移しているため、2月には南洋材入荷の割合が増えた。しかし、原料面での不安は今のところ見られない。2月の入港量は、66,000m3
ニット 暖冬の影響で冬物が売れないため、在庫が多く、発注の出足は若干鈍いが、逆に春物の立ち上がりを早める動きもあり、受注量全体としては、昨年に対し増えている。また、今年の中国の春節休暇が2月中旬にあたったため、3月初旬に店頭に展開したい商品の製造が日本国内に投入されたことも好調の一因になっている。
青果卸 野菜の価格が安く推移していることと市場外流通の影響で売上が大きく下回り、売上高は前年同月比85.8%であった。
自動車販売 2月の新車販売台数は、登録車が2,014台(前年同月比90.2%)、軽自動車は1,803台(同99.2%)であり、合計3,817台(同94.2%)であった。
電気工事 昨年は大雪の影響で受注件数が最悪であったが、今年の2月は例年よりも受注件数が増加し、今後の見通しも若干良い。
石油製品 ガソリンは、前月より2.7円ダウンし1リットル当たり127円、軽油も、前月より2.6円ダウンし1リットル当たり107.3円、灯油も、18リットル宅配で109円ダウンし1,272円となった。販売価格は下がり、販売数量も減少している。灯油、軽油は暖冬により大幅減である。
商店街 10万m2規模のイオン出店問題で、市長は農振解除の方向であり、地元商業界は未だかつてないダメージを受けることになり、元気がない。(能代市)


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