景況レポート DI値8ヶ月ぶりにマイナス20台に改善!
情報連絡員80名 2月分

 2月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが11.4%(前月調査7.5%)、「悪化」が36.7%(同46.3%)で、業界全体のDI値は−25.3となり、前月調査の−38.8と比較して13.5ポイント好転した。
 内訳としては、前月調査と比べ製造業は12.5ポイント好転し、DI値は−12.5、非製造業も13.9ポイント好転し、DI値は−34.0となった。
(回答数:79名 回答率:98.8%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
豆腐油揚 2月は営業日数が少なく、売上げは全般的に低調だった。また、燃料費が高騰し、経営状況は悪化している。
菓子製造 卒業、転入・転出シーズンであり、贈答品の引合いも見られるが、単価は低く抑えられ、大幅な売上げの増加には繋がっていない。
外  材 国産材の入荷が、大雪の影響で遅れ気味であり、在庫は減少している。一方、需要は1月に引き続き、好調に推移しており、販売単価は強含みから上げ気配となっている。
ニット製造 春物の受注が好調で、各社ともに生産のキャパシティを越える受注を抱えている。この動きが、景気回復による継続的なものなのか、冬物商戦が好調だったことによる一時的な仕入によるものなのかは、判断が難しい。
青果卸売 果実の売上げが伸びず、前年同月比90.2%であった。価格は安値で推移している。
自動車販売 2月の新車販売台数は、登録車が2,234台(前年同月比94.6%)、軽自動車は1,817台(同108.1%)であり、合計4,051台(同100.2%)であった。
タクシー 天候と道路事情の回復に伴い、タクシー利用は前年同月比89%と減少し、運送収入も前年同月比87.8%の減少となった。
石油製品 ガソリンは、前月比1円値上がりし128円、軽油も、前月比1円値上がりし106円、灯油は、18リットル宅配で118円値上がりし1,489円となった。1月に続き、灯油は大幅な値上がりとなった。
商店街 各商店への大雪の影響は、消・融雪歩道のお陰で問題はなかったが、客足が落ち込み、衣料品は若干売上げが減少し、食料品は前年同月並みとなった。(秋田市)


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