景況レポート DI値 横バイ! 製造業・非製造業で二極化
情報連絡員80名 6月分

 6月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが10.0%(前月調査11.4%)、「悪化」が38.8%(同39.2%)で、業界全体のDI値は−28.8となり、前月調査の−27.8と比較して1.0ポイント後退した。
 内訳としては、前月調査と比べ製造業は3.1ポイント好転し、DI値は−28.1、非製造業は3.7ポイント後退し、DI値は−29.2となった。
(回答数:80名 回答率:100%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
清酒製造 5月の清酒出荷量は、1,855キロリットルで前年同月比95.2%で推移した。
豆腐油揚 売上高は、前月比は横ばいで推移したが、前年同月比では、減少傾向となっている。テレビで、「寒天・ところてんが健康に良い」と放映され、製造が追いつかない状態であるが、単価が安いため収益増には繋がらない。
ニット製造 夏物商戦の後半の店頭消化が悪く、追加発注がほとんど入らない状況である。
プレカット エクステリア部門は、横ばいであったが、プレカット部門は前月に引き続き好調に推移し、対前年4〜6月累計比で8.7%増となった。
自動車販売 6月の新車販売台数は、登録車が2,806台(前年同月比106.0%)、軽自動車は2,074台(同100.6%)であり、合計4,880台(同103.6%)であった。
タクシー 梅雨の季節を迎えたものの比較的天候に恵まれたため、運行回数は前年同月比−1.7%、運送収入も−2.9%となった。相変わらず、県北地区の落ち込みが厳しい。
石油製品 ガソリンは、前月比2円値下がりし119円、軽油は、前月と変わらず98円となった。
青果卸売 野菜の商品単価の安値が続いているため、前年同月比は悪化し88%で推移した。
商店街 「身の回り品」は、前年同月比3%減少、「家電販売」は、比較的高価な液晶テレビの売上げが好調で前年同月比10%の増加となった。また、「酒類販売」は、来客の減少から前年同月比9%の減少となった。
(秋田市)


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