フロム情報連絡員

景況は横ばいで推移

情報連絡員80名
回答数:76名
回答率:95.0%
6月分


図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しております。

○情報連絡員報告による6月分の県内景況は、前年同月比で業界全体のD.I値は-35.6ポイントとなっており、5月調査と比べて0.9ポイント好転した。全体的に下げ止まり感が見られるものの、製造業では依然として受注量の減少、受注条件の悪化傾向が続いており厳しい状況に変化はない。雇用環境の厳しい中、夏のボーナスも昨年を下回るなど所得環境も厳しく個人消費も回復には至らず、先行きは不透明とする業種が多い。


対前年同月比
好転悪化割合 業界全体


業界の声
豆腐油揚は過当競争による乱売が続き、売上の落ち込みが大きい。
(食料品)
春物・夏物衣料の売れ行き不振。収益は落ち込んでいる。
(繊維・同製品)
製材は荷動きは比較的順調に推移。しかし価格が上昇するまでには至っていない。
(一般製材)
建具は住宅一件当たりに必要とされる量が減少傾向。戸建住宅物件はあるものの需要は少ない。
(建具製造)
出荷数量は季節的要因から前月比では131.7%と大幅に増加したが、前年同月比では98.1%と厳しい状況。
(生コンクリート)
依然として仕事量が減少。過当競争の影響などから未だ受注条件は悪化傾向。
(鉄鋼・金属)
清酒の売上高は前年同月比89.9%、焼酎は依然好調で120.2%、ビールは好天候により106.7%、発泡酒・リキュールは根強い人気で123.6%。
(酒類卸売)
新車の販売台数は軽自動車が新規格になって以来9ヵ月連続して二桁の増加。登録車数は27ヵ月連続のマイナスと厳しい状況。
(自動車販売)
原油価格上昇に伴う元売りの仕切価格アップにより、石油製品全種類の販売価格が上昇。しかし、収益状況は依然厳しい。
(石油小売)
携帯電話等通信機類は多少動きはあるものの、家電は全体的に低調。
(県北・県央・県南商店街)
通信販売等の影響から地元店での身の回り品の売上は不振。
(県南商店街)
公共事業の発注は土木工事が順調。建築工事は物件が少ないことから厳しい状況。
(建築)
トラックの輸送量は全体的に低調。運賃関係は依然として下落傾向、収益確保が困難な状態。
(運輸)
公共工事及び民間住宅工事発注の増加により、洗砂の出荷数量は前月比で126.9%、前年同月比では119.1%と大幅に増加。
(砂利採取)
 連絡員の素顔 
  vol.5

 秋田県生コンクリート工業組合
 事務局長 武田 和夫 さん

■業界の現状−
 県内では昭和63年、平成2年の生コン出荷数量200万m2というのが最高でした。平成8年に150万m2を、10年には140万m2を割り、最盛期の7割を切っていることになり、厳しい状況が続いている。11年度実績は前年同期比で98%、このあと9〜12月の繁忙期にどの程度挽回できるかに今年度の景況が左右される。ホテル、マンション等の民需が低迷しており、官公需に頼るところが大きい。

■組合の運営について−
 昭和57年から3期にわたり取り組んできた構造改善事業を10年度で終え、経営革新支援法への変遷時期と重なり、今後はポスト構造改善を考えていく必要を感じている。とは言ってもこれまでの組合メイン事業である教育指導を中心に据えていくことに変わりはなく、情報化推進、環境問題、規制緩和への対応に一層力を入れていかねばならない。

■趣味について−
 好きこそものの…ほど上手ではない趣味がたくさんあります。スキー、スケート、釣り以外は何でもといって良いほどいろいろ頭をつっこんでいます。スキーなど寒いところでの活動は苦手です。趣味は遊びとか実益というより、人との交流が楽しいと感じています。家内と大学2年、高校2年の2人の娘とのつきあいも大事にしています。




目次へ
(C)秋田県中小企業団体中央会
TEL 018-863-8701 FAX 018-865-1009
URL http://www.chuokai-akita.or.jp/
〒010-0923 秋田市旭北錦町1-47