フロム情報連絡員

D.I値が2カ月連続で好転

情報連絡員80名
回答数:69名
回答率:86.3%
4月分


図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しております。

○情報連絡員報告による4月分の県内景況は、前年同月比で業界全体のD.I値は−21.8ポイントとなっており、3月調査と比べて9.4ポイント好転した。住宅着工数が増加傾向にあり木材・木製品は景況が上向きとなっている。食料品製造業、窯業・土石製品も前月までの悪化傾向が弱まり前年並みの推移となり、製造業・非製造業とも収益状況が好転した。


対前年同月比
好転悪化割合 業界全体


業界の声
菓子パンの新製品と食パンが好調でパン全体の売上は前年比100.7%となった。菓子もだんごブームの影響で全体の売上はやや好転している。
(食 料 品)
ニットは前月に引き続き受注量は好調だが、加工賃については売れ筋商品があまり高額ではないため、全体としては低値で安定しているものの、一部高付加価値品については見直しの動きも出て来ている。
(繊維・同製品)
住宅着工数が前年同月比でプラスに転じ、加工数が大幅に増加した。荷動きもやや好転している。価格は1〜2千円程度の上昇があり、段階的に底上げが図られている模様である。原木は国有林材の出材が遅れ品薄状態であり、価格も少しずつ上昇傾向にある。
(木材・木製品)
競争の激化により価格の低迷が続いている。
(印 刷)
生コンクリートの出荷数量は前月比では若干の増加となり、前年同月比では昨年が非常に少なかったため依然厳しい状況ではあるが昨年とほぼ同量となった。
(窯業・土石)
清酒は先月に引き続き順調で売上高は前年同月比113.8%、洋酒は137.5%と大きな伸びとなり、発泡酒・リキュールも依然順調で135%となった。
(卸 売 業)
新車全体の登録は25ヵ月連続のマイナスとなっているが、軽自動車だけは新規格になって以来7ヵ月連続して二桁の増加となっている。
(小 売 業)
専門店会のクレジットの売上は、セールを打った分目標通りに推移したものの、売上の構成は大型店や量販店に偏り、一般店では依然厳しい状況となっている。
(小 売 業)
衣料品は前月に引き続き婦人・紳士物に伸びが見られる。家電は学生の入学・進学に伴い比較的小物の電器関係に動きがある程度で全体的に低迷しており、身の回り品の売上は横ばい状態である。地域振興券効果は期待したほどではなく、日常必要とされる消費に使用されている。
(商 店 街)
旅館ホテルは観光地では前年並みの動きがあったが、市内は利用が減少気味である。
(サービス業)
公共工事の新年度事業の設計業務発注が動き出した。個人向住宅の設計業務は、住宅金融公庫利用住宅が若干増加し上向きとなっている。
(サービス業)
公共工事の発注増により洗砂の出荷数量は前月比で101.3%、前年同月比では112.7%と大幅に増加した。
(鉱 業)
 連絡員の素顔 
  vol.3

 秋田ガス供給センター
 事務局長 住谷 哲雄 さん

■業界の天気(業況)について−
 秋田県の人口減少が即一般家庭の消費量の減少につながることから人口問題は、当業界にとって大きな問題となっています。
 さらには、不況に伴う消費大口企業の倒産など厳しい状況が続いています。
 このような中で、今後家庭用として普及されると思われるバルク容器への路上充填に対し、警察より厳しい規制措置がとられることとなり、当業界にとっては今後も厳しい経営環境が続きます。

■組合活動で心掛けている事がありましたらお聞かせ下さい−
 平成11年度の活動目標として、顧客の「ガス切れ」防止を第一としており、職員には顧客管理を徹底させています。
 また、爆発等の事故災害に備えた啓蒙普及活動を常に行うと同時に、年一回の親睦旅行を通じて、職員間のコミュニケーションを図っています

■趣味について−
 ゴルフ、旅行、魚釣り、山菜取りと幅広く余暇を過ごしていますが、女房と二人で出かける山菜取りが一番の息抜きと思っています。




目次へ
(C)秋田県中小企業団体中央会
TEL 018-863-8701 FAX 018-865-1009
URL http://www.chuokai-akita.or.jp/
〒010-0923 秋田市旭北錦町1-47