週所定労働時間については、「40時間」が49.0%、「38時間超40時間未満」が35.4%、「38時間以下」が9.2%となっており、「40時間以下」の事業所が93.6%と昨年よりも0.8ポイントの増加となっている。
　ちなみに全国平均の「40時間以下」の割合は、85.6%で、「週40時間労働」に関して言えば本県の方が進んでいることが分かる。(図-8)

　従業員1人当たりの月平均の残業時間を見ると9.89時間で昨年の9.93時間とほぼ変わらない結果を示している。また、規模が大きくなるほど残業時間が多くなっているほか、製造業の9.69時間に対して非製造業では10.13時間と0.44時間上回っている。
　ちなみに全国平均の残業時間は11.73時間となっており、本県を1.84時間上回っている。
　内訳を見ると、「1〜10時間未満」が34.6%と最も多く、次いで「10〜20時間未満」が26.1%となっている。
　また、「残業0時間」は20.3%と昨年（21.8%）より1.5ポイント下回った。
　業種別に見ると、「運輸業」が23.00時間と長く、逆に「卸売業」が3.97時間と短くなっている。(図-9)

　従業員1人当たりの年次有給休暇の平均付与日数を見ると、「15〜20日未満」が51.2%と最も多く、次いで「20〜25日未満」が22.8%、「10〜15日未満」が18.4%と続いている。平均付与日数では「15.78日」と全国の「15.08日」を0.7日上回っている。
　なお、有給休暇は労働基準法では6か月以上継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した（パートタイマーを含む）に対し10日付与することが定められており、「10日未満」（7.4％）と回答した事業所においては早急な対応が必要である。(図-10)

　また、従業員1人当たりの平均取得日数では、「5日未満」及び「5〜10日未満」がいずれも34.8%と最も多く、「10〜15日未満」が24.0%となっており、平均取得日数は「6.72日」と、昨年の「7.16日」より0.44日少なくなっている。(図-11)