週所定労働時間については、「40時間」が45.4％、「38時間超40時間未満」が36.1％、「38時間以下」が11.3％となっており、「40時間以下」の事業所が92.8％と昨年よりも0.1ポイントの減少となっている。
　ちなみに全国平均の「40時間以下」の割合は、85.1％で、「週40時間労働」に関して言えば本県の方が進んでいることが分かる。(図-8)

　従業員一人当たりの月平均の残業時間を見ると9.93時間で昨年の9.88時間とほぼ変わらない結果を示している。また、規模が大きくなるほど残業時間が多くなっているほか、製造業の9.32時間に対して非製造業では10.57時間と1.25時間上回っている。
　ちなみに全国平均の残業時間は11.55時間となっており、本県より1.62時間上回っている。
　内訳を見ると、「1〜10時間未満」が36.9％と最も多く、次いで「10〜20時間未満」が22.7％となっている。
　また、「残業0時間」は21.8％と昨年(20.2％)より1.6ポイント上回った。
　業種別に見ると、「運輸業」が25.89時間と長く、逆に「繊維・同製品」が3.29時間と短くなっている。(図-9)

　従業員一人当たりの年次有給休暇の平均付与日数を見ると、「15〜20日未満」が52.7％と最も多く、次いで「20〜25日未満」が25.1％、「10〜15日未満」が15.7％と続いている。平均付与日数では「16.63日」と全国の「15.14日」を1.49日上回っている。(図-10)

　また、従業員一人当たりの平均取得日数では、「5〜10日未満」が33.1％と最も多く、次いで「5日未満」が32.6％、「10〜15日未満」が26.1％となっており、平均取得日数は「7.16日」となっている。ちなみに全国平均もほぼ同様の結果となっている。(図-11)