経営状況及び主要事業の今後の方針

昨年より「悪い」が減少

 回答事業所の経営状況は、前年と比較して「悪い」が56.0%と最も多く、次いで「変わらない」が35.4%、「良い」という事業所は8.7%となっている。(図-1)
 昨年の調査と比較すると、「悪い」が14.8ポイントと大幅に減少、「良い」が4.6ポイントの増加となっており、いくぶんではあるが、昨年より経営状況は改善を示している。また、全国平均との比較でも「良い」が3.8ポイント上回っている。
 いずれの規模においても「悪い」が「良い」を大きく上回っているほか、規模が小さいほど「良い」とする割合が低くなっている。
 業種別に見ると、「良い」は「運輸業」の16.7%が最も多く、次いで「木材・木製品」の14.7%となっている。逆に「悪い」は「化学工業」の83.3%と最も多く、次いで「繊維・同製品」の80.8%となっている。
 次に、現在行われている主要事業の今後の方針を見ると、「現状維持」が68.3%と最も多く、次いで「強化拡大」が22.3%、「縮小」が7.4%、「その他」2.0%の順となっている。(図-2)
 規模別に見ると、規模が大きくなるほど「強化拡大」の割合が高く、規模が小さくなるほど「現状維持」、「縮小」の割合が高くなっており、依然として小規模事業者にとっては厳しい状況が続いている。
 「強化拡大」が最も多い業種は「化学工業」の33.3%で、逆に「縮小」の割合が最も高い業種は「繊維・同製品」の20.0%であった。
 昨年調査と比較すると「強化拡大」が増加、逆に「縮小」が減少している。

  
図-1●経営状況の推移 図-2●主要事業の今後の方針

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