安比高原スキー場周辺の民宿は、冬季の収入に頼ることが多く、全国的なスキー人口の減少、スキー場間における利用者の獲得競争の激化等の他、天候に左右されやすいということも相まって経営状況の先細りが懸念されていた。
　 冬季における収入の増加を図ることが困難であることから、夏季のオフシーズンにおける民宿営業の活性化及び収入増加を図るために、サッカースポーツ合宿事業を行う組合を平成10年に設立した。

　組合で天然芝のサッカー場5面とクラブハウス2棟(安比高原スポーツパーク「ASPA(アスパ)」)を整備し、組合員である民宿の宿泊客に利用してもらうことにより、夏季期間での新たな宿泊客の獲得に成功している。以前は年間入込客が4〜5千人程度あったが、近年では約1万5千人にまで増加してきている。
　 また、夏季合宿地や各種大会の開催地として、サッカー関係者に広く認知される施設となっている。