企業組合DAITI・21 エーピーエスクラブ
「もったいない」から始まる新たな地域活性化
木邦男 理事長

 津軽の美味しい農産物をお客様に提供するため、「こだわり」をもった農家と連携し、生産から販売までのトータルプロデュースを実現する企業組合DAITI・21エーピーエスクラブ。平成18年の設立以来、農業界を元気にするための様々な仕掛けを行ってきた。今回は組合が新たに取り組む「フードバンク」について、また、組合の近況について木理事長にお話を伺った。

○もったいない
「当組合は農産物の販売を主事業として行ってきました。米や野菜を中心に販売していますが、他にハックルベリー(ブルーベリーの原種)という果実に注目し、ジャムとして販売しています。中央会の創業フェスタでも販売したのでご存知の方がいるかもしれません。この果実は栄養成分"アントシアニン"がブルーベリーよりも多量に含まれることや栽培の手間がかからないこと等の利点があり、五所川原を中心に売上を伸ばしている状況です。
 販売する農産物については、どういう栽培方法をしているのか、どんなこだわりをもって育てているのか、自分の目で直接確認することにしています。すると農家の苦労がわかりますし、農産物への愛着もわきます。一生懸命売ろうと思えるのです。
 しかし、あるとき、とても衝撃的な場面にでくわしました。色鮮やかな野菜がハウスの脇に捨てられているのです。まだ食べられるはずなのに。聞いてみたら、それは小売店では取り扱えない裾物だとのこと。『もったいない』という思いに駆られ、胸が痛みました」

○フードバンクとの出会い
「農家が懸命に育てた農産物を『形が悪い、見栄えが悪い』といって、どうして簡単に捨てることができるだろうか。何かをしたい。いや、すべきだと感じました。そんなとき『フードバンク』についての講演会が偶然青森であったのです。これだ!と思いました。
 フードバンクとは、品質に問題がないのに廃棄せざるをえない食品をメーカーや小売店から寄付してもらい、必要としている人に無償で届けるボランティア活動です。 
 具体的には、青森県社会福祉協議会が設置する青森県善意銀行に農産物や食品を預託し、それが児童福祉施設や障害者通所作業所等に分配されていきます。『もったいない』を解消する有効なシステムなのです」

○加工場建設を視野に
「青森県社会福祉協議会と直接やり取りをするのは、NPO法人『津軽平野と大地の会』ですが、フードバンクを実施するにあたって我々の存在は欠かせません。食品の収集に当っては、農家やメーカー、小売店との強固なネットワークがある我々企業組合のコーディネート機能が最大限に発揮されると思います」
「また、現在"加工場"の建設を計画しております。これまで我々は農産物そのものの販売に力を注いでいましたが、ハックルベリージャム等加工品の生産量増加や裾物の有効利用を強力に推進するためには、加工場がどうしても欠かせません。加工場の建設により雇用の創出も図ることができ、地域活性化の一端を担えると思います。『もったいない』から始まるDAITI・21の農業ルネッサンスにご期待下さい!」

企業組合DAITI・21エーピーエスクラブ
設立年月日
平成18年9月19日
資本金
400,000円
組合員数
4名
電話
0173−35−2629
FAX
0173−35−0406
理事長
木邦男

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