稲庭うどんは、旧稲川町(現湯沢市)の稲庭地区で保存食として誕生してから、300年以上の伝統を保ち、独特な技法により日本三銘うどんとして、また、秋田県の代表的な特産品として歩んできました。
厳選された素材と手作りによる作業工程の中で生まれる独特ののど越しと食感で消費者からの支持が得られ、また、グルメブームに乗って売上げを伸ばしてきました。
「稲庭うどん」が全国ブランドとして知名度が上がるにつれ、新規参入業者が増加し、品質にばらつきが出始めるなど商品の質的な低下が指摘されるような事態になりました。このため、危機感を抱いた地元業者が結束して昭和51年12月に「稲庭うどん協議会」を結成し、独自の認証マークを制定するなど任意団体として活動してきました。
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