みちのく組合情報

秋田
〜オートオークションの映像化。組合員が集う会場を目指して〜
秋田県中古自動車販売商工組合
理事長 最上育平

組合設立の背景と目的
 本組合は、中古自動車販売業界の健全な発展を目指し、中古自動車販売を主たる業とする中小企業者が中古自動車の流通促進、消費者保護、環境保全及び業界のモラル向上を目的として昭和51年10月(前身の協同組合)に設立されました。
組合事業の中心となっているオートオークション(以下、AA)は、年間三十数回開催され県内の中古車流通の要となっている他、組合員にとっては商品中古車の仕入や入替の点で、非常に重要な役割を担っております。
 昨今、中古車の流通においてもIT化の波が押し寄せ、他県AA会場でポス・コンピュータ化や衛星ネットオークションが普及する中で、当組合も中央会活路開拓事業等を活用しながら、オークション及びその会場の在り方について検討をしました。
その結果、本県の市場性にマッチし、より組合員が満足するAAを目指して、映像AAプロジェクト委員会を立ち上げ、中央会の支援のもと今年2月、経営革新の承認を取得し、映像オークション会場オープンに至りました。
 
事務所・オークション会場の外観

組合員の満足度向上を!
 映像オ−クションは、予め入力された出品車の画像等のデータを大画面に映し出しながらセリを行うもので、その結果、車の引き回しが不要になり、出品車の切り替えが効率的になった分、より充実したセリが可能です。
 組合では、“組合員のための事業遂行”という理念の下、この映像オークション化事業を始めるに当たり、AA会場を単なる中古車の売買ではなく、組合員が集い、貴重な生の情報を交換し合う場とすること。また、ポス・コンピュータのように単に多くの台数をこなすのではなく、落札率の高い手ゼリを更に進化させ、落札率の維持・向上を図ることによる組合員の満足度向上を強く意識しました。

今後の取り組み
 映像オークション化によりAAのIT化対応の準備は出来ました。入札システムや衛星ネット導入については、本県の市場規模をにらみながら進めることとしていますが、現在は、映像を活用した他AA会場と提携し、組合で落札されなかった車をネットを通じてより広い市場へ上場をすることを検討しています。
 これによって多くの落札機会を組合員に提供することが可能となり、組合も期待を寄せております。

ご意見・ご要望は
秋田県中古自動車販売商工組合
〒010-1415
秋田市御所野湯本一丁目1−1
TEL:018-839-6311 FAX:018-839-6660
U R L:http://www.chuokai-akita.jp/juakita/
 
セリの様子。150インチの大画面には
出品車のデータが映し出される。

会場に備え付けの出品車検索機では
車の下見が可能。

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