新生あきたの市町村
 平成16年11月の「美郷町」誕生から平成18年3月の「八峰町」誕生まで間に、秋田県は、13市9町3村に再編されました。
 このコーナーでは、合併で新しく誕生した市町村をシリーズで紹介しています。

にかほ市

 平成17年10月1日、3町(旧仁賀保町、金浦町、象潟町)が新設合併

市章は、にかほ市の「に」の文字をモチーフにして、新市の豊かな自然環境のイメージと、その中で未来に向かって力強く躍動する人の姿を併せてデザインし、将来像「夢あるまち 豊かなまち 元気なまち」を象徴的に表現している。平成17年10月1日制定。

■市の概要
 秋田県の南西部に位置するにかほ市は、山形県との県境にあり、市の西側には日本海、南東側には鳥海山を臨む。金浦地区には、秋田県内では最も早く桜が咲く勢至公園がある他、降雪量が少なく、温暖な地域として知られている。市内には国道7号線と羽越線が縦断するかたちで通っており、秋田県と山形県を結ぶ日本海側の玄関口となっている。
 まちづくりの基本的理念は、「夢あるまち」、「豊かなまち」、「元気なまち」となっている。
人 口 28,870人(平成20年9月30日現在)
市の木 「むら杉」
市の花 「ねむの花」
市の鳥 「海鵜(ウミウ)」
市の魚 「鱈(タラ)」
 

■豊かな自然と産業のまち
 仁賀保地区はTDKを創設し、発展させた齋藤憲三の生誕の地であり、仁賀保地区及びその周辺にはTDKの工場・関連会社が集中する等、TDKの企業城下町として知られている。なお、2006年の都市対抗野球大会で優勝したTDK硬式野球部は記憶に新しい。また、仁賀保高原には、国内最大級の風力発電基地があり、その風景は圧巻である。
 金浦地区には、県内で最も桜の開花の早い勢至公園がある他、当地出身の探検家であり、日本人で初めて南極探検に挑んだ陸軍中尉白瀬矗(しらせ のぶ)の業績を記念するために建てられた白瀬南極探検隊記念館がある。
 象潟地区には、鳥海国定公園などの観光資源に恵まれており、かつては「東の松島 西の象潟」と言われるほどの、風光明媚な地形が広がっていたが、1804年の象潟地震で海底が隆起し、陸地化した。松尾芭蕉の「奥の細道」では、「松島は笑ふが如く、象潟は憾(うら)むが如し」と評されおり、芭蕉は、「象潟や 雨に西施が ねぶの花」という句を残している。

■主な産業
TDKを中心に、電子部品を主体とするハイテク産業が盛んである。

産業別就業者数(平成17年10月1日現在・国勢調査)
1次産業
2次産業
3次産業
9.9%
44.4%
45.7%
商品販売額 033,527百万円(平成15年度)
製造品出荷額 368,398百万円(平成18年)

■にかほ市を所在地とする組合(本会会員)
 にかほ市では、本会会員の2組合が活動を展開している。業種別、形態別内訳は次のとおり。
業種別内訳
形態別内訳
製造業(※)
1
火災共済(協)
0
農林水産業
0
企業組合
0
鉱業
0
協業組合
1
建設業
0
事業協同組合
1
卸・小売業
1
協同組合連合会
0
商店街
0
商工組合
0
金融・保険・不動産
0
商店街振興組合
(連合会含む)
0
運輸通信業
0
サービス業
0
その他の産業
0
2
2
※内訳は、機械製造業
 

にかほ市に関する詳しい情報は、市のホームページをご覧下さい。(http://www.city.nikaho.akita.jp/)



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