話題の広場

中央会事業より
創業塾を開催
グループ創業バックアップ事業
 本会では、去る8月31日(日)、9月14日(日)・21日(日)の3日間に亘り、秋田市の中央シルバーエリアにおいて、県内で創業を検討している方、及びグループでの創業を考えている方を対象とした創業塾を開講した。
 今回の創業塾には、15名が受講し、創業のための心構えや創業のプロセスといった基本の部分から、ビジネスプラン、収支計画の策定やプレゼンテーション等の実践的な部分まで、創業に必要なポイントについて順を追って学べるカリキュラムとした他、グループでの創業に適した企業組合制度の紹介も行った。
 参加者自身の頭の中にある創業計画を創業計画書としてまとめる作業は簡単ではないものの、講師のアドバイスを得て、一生懸命に取り組む姿が見られた他、創業を志す受講者同士の活発なコミュニケーションも随所に見られた。
 受講生アンケートからは、「創業に対して不足しているものが何であるかはっきりし、ビジョンも見えてきた。」等の声があった他、創業形態では「企業組合」を選択した方も見られ、今後継続的にフォローを行うこととした。
 なお、県内には26の企業組合があり、介護事業や特産品開発等多種多様な事業を行っている。全国には、約2,500の企業組合があり、最近では、企業の退職者、主婦、高齢者、SOHO事業者等が自らの経験やノウハウを活かして働く場をつくるために企業組合を設立するケースが増えている。


アラカルト

秋田犬の見学所が人気!
協業組合田沢湖共栄パレス

秋田犬のハチ(左)とゴン
 仙北市の田沢湖畔でレストラン兼土産店を経営する協業組合田沢湖共栄パレス(佐藤勇一理事長、10組合員)では、敷地内で国指定天然記念物である秋田犬を今春から飼育・展示しており、田沢湖を訪れる観光客の人気を集めている。
 同組合で飼育している秋田犬は、雄の「ゴン」と雌の「ハチ」の2匹で、いずれも生後1年程度である。
 秋田犬を無料で見学できる施設は県内では他になく、観光客からは「秋田犬を初めて見た。」、「大きいのに、素朴な顔つきが可愛らしい。」といった感想も聞かれるとのことである。
 同組合の鬼川専務理事は、「ガソリンの高騰や岩手・宮城内陸地震等の影響で観光客が落ち込んでいたが、ゴンとハチが新聞で掲載されるなどして、観光客の増加に貢献してくれている。」と話している。
 なお、同敷地内には同じく国指定天然記念物である秋田三鶏(比内鶏、声良鶏、金八鶏)も飼育・展示されており、秋田の有名な天然記念物を一度に見学することが可能である。

「秋田の酒で乾杯する夕べ」を開催 きき酒大会、本会目時主事が優勝!
秋田県酒造協同組合

「秋田の酒で乾杯する夕べ」の風景
 秋田県酒造協同組合(伊藤辰郎理事長、43組合員)は、去る9月7日(日)、秋田市の「ホテルメトロポリタン秋田」でひやおろしPRイベント「秋田の酒で乾杯する夕べ」を開いた。
 同イベントは、ひやおろしの需要を喚起するために開催したもので、一般消費者約200人が会場に訪れた。なお、9月9日から10月31日まではひやおろしのPR期間とし、県内の飲食店や酒販店約1000店にのぼりを立て、PRを行う。
 また、同日には「第28回きき酒選手権大会・秋田県予選」も開催され、約60人が参加する中、本会商業振興課の目時均主事が見事優勝に輝き、10月31日に開催される「全国きき酒選手権大会」への切符を手に入れた。

ひやおろしとは?
冬場に仕込んだ酒を貯蔵前に1度だけ火入れ(加熱殺菌)し、夏の間寝かせてから、秋から冬にかけて火入れをせずに瓶詰をして出荷される日本酒。通常の日本酒は、貯蔵前と瓶詰め前の2度火入れされる。

自社開発システムが全国中央会会長表彰を受賞!
株式会社東海林印刷
 協同組合秋田印刷センター(松原繁雄理事長、3組合員)の組合員である株式会社東海林印刷(秋田市、東海林正博社長)では、社団法人日本グラフィックサービス工業会主催の「平成20年度ジャグラ作品展」において、全国中小企業団体中央会会長賞を受賞した。
 受賞したのは、同社が開発・販売する老人介護施設向け介護情報記録システム「ヒューマンハートタッチ」で、昨年度の北都ビジネスフォーラムでビジネスグランプリを受賞した「ユニットタッチ」の小規模事業所版である。
 画面にタッチするだけで介護記録を残すことができるため、キーボードに不慣れな介護職員でも簡単に操作が可能となっているのが特徴である。
 同社の東海林正博社長は、「景気の低迷や、原材料の高騰などにより、印刷業界は厳しい状況にある。自社のオリジナルの商品・サービスを展開していくことで、この厳しい状況を打開していきたい。」と話している。

ヒューマンハートタッチの操作画面イメージ




インフォメーション

川連塗りフェア2008が開催されます
〜秋田県漆器工業協同組合〜
 秋田県漆器工業協同組合(阿部宏見理事長、139組合員)では、10月17日(金)〜20日(月)まで、湯沢市稲川の稲川体育館にて、第16回川連塗りフェア〜先人からの知恵ECOなCOCORO〜を開催します。
 開催時間は午前9時〜午後5時(最終日は午後4時)までで、30数社による大販売会が行われる他、漆芸作家作品展やお買い物スタンプラリー等が行われます。是非会場へ足をお運び下さい。
 入場は無料。お問い合わせは、秋田県漆器工業協同組合
(Tel.0183-42-2410)まで。

10月は「労働保険適用促進月間」
〜秋田労働局〜
 労働保険(労災保険と雇用保険)は、農林水産業の一部を除き労働者を一人以上使用する全ての事業主が加入することとなっています。
 該当する場合は、事業主及び労働者の意向に関わらず、法律上、当然加入の手続きを行うことが事業主の義務となっています。まだ加入されていない場合は、早急に最寄りの労働基準監督署かハローワークにご相談されるようご案内いたします。
【お問い合わせ先】
 秋田労働局 総務部 労働保険徴収室
(Tel.018-883-4267)

平成20年度後期技能検定のご案内
〜秋田県産業経済労働部〜
 技能検定は、技能者の皆さんが持っている技能の程度を一定の基準によって検定し、それを公証する技能の国家検定制度で職業能力開発促進法に基づき、実技試験と学科試験によって行われます。技能検定に合格すると、法に基づき『技能士』と称することができます。この機会に是非検定制度を活用してください。
《技能検定実施日程》
 ◇受験受付 9月29日(月)〜10月10日(金)
 ◇実技試験 12月1日(月)〜2月22日(日)
 ◇学科試験 1月25日(日)、2月1日(日)、
       2月4日(水)、2月8日(日)
 ◇合格発表 3月17日(火)
【お問い合わせ】
 秋田県職業能力開発協会(Tel.018-862-3510)

11月1日は「あきた教育の日」
〜秋田県教育委員会〜
 県勢発展の原動力は「人」であり、「人」は財産です。その「人」づくりは教育が担っていくものです。このため、県民一人ひとりが教育に関心を持ち、また、学校、家庭、地域、企業などが連携・協力しながら子どもたちを育てていくという共通の認識に立って、教育立県を目指すために力強い教育を推進していく必要があります。
 子どもたちがやがて、県内外で秋田の発展を支える「人」となることを願い、このたび毎年11月1日を「あきた教育の日」として決定致しました。

小規模企業共済制度及び経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済制度)のご案内
独立行政法人中小企業基盤整備機構
 「小規模企業共済制度」は、個人事業主又は会社等の役員の方があらかじめ準備しておく国がつくった共済制度で、言わば「小規模企業の経営者のための退職金制度」と言えます。
 この制度の特徴は、掛金は全額所得控除となり、受け取る共済金も退職所得扱い又は公的年金等の雑所得扱いとなります。
 「経営セーフティ共済」は、取引先の突然の倒産が原因で、経営悪化の危機に直面してしまったときに資金を借入れることができる制度で、中小企業を守るために国がつくった共済制度です。無担保・無保証人で、積み立て掛金の10倍の範囲内(最高3,200万円)で被害総額相当の共済金が借入れ可能です。毎月の掛金も税法上、必要経費又は損金に算入できます。
 各制度とも、詳しい内容のお問合せと加入申込みは、商工会、商工会議所、青色申告会、金融機関の本支店の窓口で取扱いしています。制度の運営等詳しいことは、独立行政法人中小企業基盤整備機構共済相談室(Tel.050-5541-7171)までお問い合わせ下さい。



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