新生あきたの市町村
 平成16年11月の「美郷町」誕生から平成18年3月の「八峰町」誕生まで間に、秋田県は、13市9町3村に再編されました。
 このコーナーでは、合併で新しく誕生した市町村をシリーズで紹介しています。

仙北市

 平成17年9月20日、2町1村(旧田沢湖町、角館町、西木村)が新設合併

 市章は、仙北市の頭文字「S」を抽象化してデザインしたもので、田沢湖地域、角館地域、西木地域の融合と調和のとれた発展への願いを込めています。また、緑、青、赤の3色は、仙北市の豊かな自然の象徴である森と水と花を表しています。

■市の概要
 秋田県の東部中央に位置する仙北市は、岩手県と隣接している。市のほぼ中央に水深が日本一である田沢湖があり、東に秋田駒ヶ岳、北に八幡平、南は仙北平野へと開けている。森林地帯が多く、奥羽山脈から流れる河川は、仙北地域の水源となっている。将来都市像として観光資源を活かした北東北の交流拠点都市を目指している。

人 口 31,868人(平成17年国勢調査)
市の木/花 木「ブナ」、花「桜」
 

■豊かな観光資源
 田沢湖地区には、田沢湖、全国的に有名な玉川温泉や乳頭温泉郷、全国大会を幾度となく開催しているスキー場など恵まれた自然が多く、それを活かした観光を展開している。田沢湖一帯からは多くの石器や土器、堅穴住居跡などが発見されており、古代から狩猟や農耕を営む人びとが住んでいたことがわかる。昭和15年、電源開発と農地開拓のため玉川の強酸性水が田沢湖へ流され、田沢湖の固有種とされるクニマスなどの魚が死滅したが、現在は、酸性水の中和処理事業により、魚影が見られるようになっている。
 角館地区は、城下町として発展してきた。「みちのくの小京都」として全国的に知られており、四季を通じて観光客が訪れる県内屈指の観光地。武家屋敷群、桧木内川の桜など見所がいっぱいである。樺細工は国と県の伝統工芸品に認定されている。
 西木地区は、田沢湖観光の目玉の一つ「たつこ像」が湖畔に建っている。特産の西明寺栗は日本一大きいと言われており、栗園は20haにも及ぶ。春の風物詩となっているカタクリの花の群生は、地元の人たちの丹精の賜物である。上桧木内の冬の行事「紙風船上げ」は安永2年(1773年)、当時の秋田藩から鉱山指導に招かれた平賀源内が伝えたものと言われており、3地区それぞれ特色ある豊かな観光資源に恵まれている。

■主な産業
 市の約8割が森林地帯であり、また、豊かな観光資源にも恵まれているため、林業・観光業が盛んである。
産業別就業者数(平成17年10月1日現在・国勢調査)
1次産業
2次産業
3次産業
14.3%
28.5%
57.2%
商品販売額 2,018百万円(平成15年度)
製造品出荷額 18,745百万円(平成17年)

■仙北市を所在地とする組合(本会会員)
 仙北市では、本会会員の10組合が活動を展開している。業種別、形態別内訳は次のとおり。
業種別内訳
形態別内訳
製造業(※)
4
火災共済(協)
0
農林水産業
0
企業組合
2
鉱業
0
協業組合
1
建設業
0
事業協同組合
7
卸・小売業
3
協同組合連合会
0
商店街
1
商工組合
0
金融・保険・不動産
0
商店街振興組合
(連合会含む)
0
運輸通信業
0
サービス業
1
その他の産業
1
10
10
※木材木製品等3、家具装備品1
 

仙北市に関する詳しい情報は、市のホームページをご覧下さい。(http://www.city.semboku.akita.jp/)



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