『連携、創造、発展』を合言葉に
第59回中小企業団体全国大会が盛大に開催される!



第59回 中小企業団体全国大会スローガン
1 中小企業連携組織対策の充実強化
2 中小企業金融対策の一層の拡充
3 事業承継税制の抜本的確立等中小企業に配慮した税制の充実
4 中小企業の活力を活かす労働対策の推進
5 まちづくりと中小商業対策の充実
6 独占禁止法改正による優越的地位の濫用等不公正取引の根絶

 10月25日(木)、東京都墨田区の「国技館」において、“連携、創造、発展”をキャッチフレーズに第59回中小企業団体全国大会(主催:全国中小企業団体中央会)が開催された。
 本大会は、わが国の経済構造が激変する中で、経済の活性化や地域経済再生の担い手である中小企業の大いなる発展と連携の絆を広げ、連携組織をより強固にする契機とするため、全国の中小企業団体の代表が一堂に会し、自らの決意を内外に表明するとともに、国等に対して中小企業振興施策の強化充実を訴え、組合をはじめとする中小企業連携組織を基盤とした中小企業の安定的な発展と豊かな社会の実現を図ることを目的としている。

全中佐伯会長の開会挨拶
 59回目を迎えた今回の大会には、政府、中央関係機関、各政党代表などの来賓と本県の46名をはじめとして全国から約2,600名の中小企業団体の代表者らが参加した。
 
 来賓としてご臨席いただいた甘利明経済産業大臣からは、「企業規模や業種やあるいは地域によって回復の格差が顕著であり、日本経済の活力の源泉である中小企業に対しての政策を適切に行うことが、日本経済の将来をしっかりと安定させるものとなる。中小企業担当大臣として在任中に、中小企業施策が一段と進展したと後々評価されるように懸命に頑張りたい。」という力強い言葉をいただいた。

甘利経済産業大臣
 また、決議案に関連して、「中小企業連携組織対策の充実強化と地域中小企業の活性化について(愛媛県中央会山本会長)」、「事業承継税制の抜本的確立と中小企業を伸ばす金融対策の実施について(富山県中央会田中会長)」、「不公正取引早期是正への厳格な対応と中小企業の活力を活かす労働対策の推進について(千葉県中央会坂戸会長)」より意見発表が行われた。

本県からの参加者のみなさん
 また、決議案に関連して、「中小企業連携組織対策の充実強化と地域中小企業の活性化について(愛媛県中央会山本会長)」、「事業承継税制の抜本的確立と中小企業を伸ばす金融対策の実施について(富山県中央会田中会長)」、「不公正取引早期是正への厳格な対応と中小企業の活力を活かす労働対策の推進について(千葉県中央会坂戸会長)」より意見発表が行われた。

 大会では、次の通り中小企業に関する11項目の決議及び大会宣言が採択された。(大会宣言の内容は後掲)次回、第60回中小企業団体全国大会は来年宮城県において開催されることとなっている。

【決 議】
1 中小企業対策・中小企業連携組織対策の拡充強化、組合制度のさらなる改善
2 中小企業の情報通信技術(ICT)活用支援策の拡充
3 中小企業の活力を活かす労働・教育政策の展開
4 不当廉売等への厳正な対処と実効性の確保
5 下請取引の適正化の推進
6 中小企業並びに官公需適格組合への官公需発注の増大実現
7 事業承継税制の確立など中小企業の経営基盤強化のための税制の拡充
8 中小企業金融対策の拡充
9 まちづくりの推進と中小小売商業支援の強化
10 中小物流業・サービス業振興対策の充実
11 持続的発展を可能とする経済社会の実現のための対策(環境・リサイクル対策支援、災害復旧・復興対策、中小企業BCP策定対策)

大会宣言
 我が国の景気回復の状況は、地域・産業・企業規模などによる跛行性が大きく、地方経済と中小企業は依然として振るわず、多くの中小企業は受注量の減少、収益の低下に苦しんでおり、未だ景気回復を実感するには至っていない。
 さらに、米国経済の減速懸念が強まり、国内の経済指標も力強さを欠いていることから、景気にも不透明感が漂い始めている。
 このような状況下、我が国経済の活力の源泉、国の礎である中小企業は、将来に対する不安を払拭できないまま、日夜懸命の経営努力を重ねている。
 今まさに、中小企業が相互に経営資源を補完し、知識と技術を結びつけ、共同で事業を行う中小企業組合が力を最大限に発揮すべきときであり、様々な分野でこれらに対する期待が改めて高まっている。
 開廃業率の逆転現象が続く中、創業・起業を促進するとともに、再チャレンジが可能な社会の実現、新連携、新事業展開の推進などの視点から、中小企業連携組織対策を中小企業政策の中核として位置づけ、抜本的に強化すべきであり、これら事業の遂行を担う中小企業団体中央会に対する強力な政策支援を講ずべきである。
 景気回復を着実なものとし、その効果を広く中小企業に及ぼし、我が国経済社会に弾みをつけるため、政府は中小企業政策を中小企業組織を活かした方向に再転換させ、大胆にかつ強力に展開すべきである。
 本日、全国の中小企業団体の代表は、ここ首都東京に集い、「連携、創造、発展」を合言葉に第五十九回中小企業団体全国大会を開催し、我が国中小企業が時代のニーズに即応して積極的にその期待に応えていくうえで不可欠な重点要望を決議した。
 政府並びに地方公共団体は、全国四百三十万中小企業が、その活力を最大限に発揮し、希望と勇気を持って、明るい展望を切り拓いていくことができるよう、本大会が決議した事項を早急に実現すべきである。
 我々中小企業もまた、本日の大会を契機に、企業家精神をさらに発揮しつつ、中小企業組合のもとに相互の力を結集させ、希望と活力に満ちた新しい経済社会の創造に向け、大きく翔くことを期する。

 右宣言する。
平成19年10月25日
第59回中小企業団体全国大会


第59回全国大会受賞おめでとうございます

優良組合
組合功労者
協同組合大館商店会
(金澤敏夫理事長)

理事長 金澤敏夫氏
塩田 謙三氏
(秋田県南トラック事業協同組合理事長)

塩田謙三氏



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