第58回中小企業団体全国大会が盛大に開催される!
〜『広げよう連携の絆 新たなる飛躍のとき』〜



第58回 中小企業団体全国大会スローガン
1 中小企業連携組織対策予算の充実・強化
2 中小企業の要請に応える政策金融改革の実現
3 中小企業を伸ばす税制の確立
4 中小企業に配慮した労働対策の推進
5 改正まちづくり三法の実効ある運用
6 中小企業に対する不公正取引等への監視機能の強化

 10月19日(木)、東京都渋谷区の「渋谷C.C.Lemonホール(渋谷公会堂)」において、“広げよう連携の絆 新たなる飛躍のとき”をキャッチフレーズに第58回中小企業団体全国大会(主催:全国中小企業団体中央会)が開催された。
 本大会は、わが国の経済構造が激変する中で、経済の活性化や地域経済再生の担い手である中小企業の大いなる発展と連携の絆を広げ、連携組織をより強固なものにすることを目的としている。

本県からの参加者のみなさん
 58回目を迎えた今回の大会には、甘利明経済産業大臣や衆議院議員で厚生労働大臣政務官松野博一氏、同じく衆議院議員で農林水産大臣政務官福井照氏、石毛博行中小企業庁長官など政府、中央関係機関、各政党代表などのご来賓と本県の29名をはじめとして全国から約2,100名の中小企業団体の代表者らが参加した。
 

全中佐伯会長の開会挨拶
 大会に先立ち、全国中小企業団体中央会佐伯昭雄会長は、「我が国経済は企業収益が改善し、設備投資及び個人消費も緩やかに増加しており、先行きについても国内民間需要に支えられた景気回復が続くと見込まれているものの、中小企業においては依然として一進一退の足踏み状態の中で、先行きも原油価格の高騰、内外情勢の不透明感等の懸念材料があるなど楽観できない状態にある。このような環境の中で、中小企業が新たな発展を遂げて行くためには、個々の事業者が中小企業連携組織の下に力を結集し、相互の連携を強化していくことが必要である。」と挨拶を述べた。

意見発表する本会米澤会長
 また、議事の中では本会の米澤会長が、「中小企業に配慮した労働対策」と「改正まちづくり三法の実効ある運用」について意見発表を行った。
 労働対策については、若者の中小企業に対する認識・理解を深めるための学校等での「中小企業教育」の拡充と現在見直しが進められている労働時間法制と労働契約法制について中小企業の実態を踏まえた検討の実施を要求した。また、改正まちづくり三法については、改正中心市街地活性化法で位置付けられた「中心市街地活性化協議会」の立ち上げや「認定中心市街地」に対する支援、さらには、商店街等が行う施設等整備事業など各事業に対する支援の拡充・強化を求めた。

 大会では、次の通り中小企業に関する12項目の決議及び大会宣言が採択された。
 次回、第59回中小企業団体全国大会は来年東京都において開催されることとなっている。

【決 議】
1 中小企業対策・中小企業連携組織対策の拡充・強化、組合制度のさらなる改善
2 中小企業金融対策の拡充
3 信用組合に対する支援の充実
4 中小企業関係税制等の充実・強化等
5 抜本的な事業承継税制の確立
6 中小企業を重視した労働・教育政策の推進
7 社会保障制度改革に関わる企業負担の抑制等
8 中小企業並びに官公需適格組合への官公需発注の増大実現
9 改正まちづくり三法の実効ある運用と中小商業・物流業・サービス業振興対策の強化
10 不当廉売等の防止及び下請取引の適正化の強化
11 環境・資源・安全対策への支援強化
12 組合等を中心としたICT対応支援策の拡充

大会宣言
 我が国の景気回復の状況は、地域・産業・企業規模などによる跛行性が大きく、地方経済と中小企業は依然として振るわず、多くの中小企業は受注量の減少、収益の低下に苦しんでおり、未だ景気回復を実感するには至っていない。
 このような状況下、我が国経済の活力の源泉、国の礎である中小企業は、将来に対する不安を払拭できないまま、日夜懸命の経営努力を重ねている。
 今まさに、中小企業が相互に経営資源を補完し、知識と技術を結びつけ、共同で事業を行う中小企業組合が力を最大限に発揮すべきときであり、様々な分野でこれらに対する期待が改めて高まっている。
 開廃業率の逆転現象が続く中、創業・起業を促進するとともに、再チャレンジが可能な社会の実現、新連携、新事業展開の推進などの視点から、中小企業連携組織対策を中小企業政策の中核として位置づけ、抜本的に強化すべきであり、これら事業の遂行を担う中小企業団体中央会に対する強力な政策支援を講ずべきである。
 景気回復の効果を広く中小企業に及ぼし、我が国経済社会に弾みをつけるため、政府は慎重な経済運営に意を用いるとともに、大胆で強力な経済政策、中小企業政策を展開すべきである。
 本日、全国の中小企業団体の代表は、首都東京に集い、「広げよう連携の絆 新たなる飛躍のとき」を合言葉に第五十八回中小企業団体全国大会を開催し、我が国中小企業が時代のニーズに即応して積極的にその期待に応えていく上で不可欠な重点要望を決議した。
 政府並びに地方公共団体は、全国四百三十万中小企業が、その活力を最大限に発揮し、希望と勇気を持って、明るい展望を切り拓いていくことができるよう、本大会が決議した事項を早急に実現すべきである。
 我々中小企業もまた、本日の大会を契機に、企業家精神をさらに発揮しつつ、中小企業組合のもとに相互の力を結集させ、希望と活力に満ちた新しい経済社会の創造に向け、大きく翔くことを期する。

 右宣言する。
平成18年10月19日
第58回中小企業団体全国大会


第58回全国大会受賞おめでとうございます

優良組合
組合功労者
中央会優秀専従者
秋田県板金工業組合
理事長 中嶋貞明 氏
藤木啓二 氏
(あきた共通商品券
協同組合理事長)
佐藤郁夫
(横手支所長)
内藤陽子
(大館支所主任)



Copyright 2006 秋田県中小企業団体中央会 http://www.chuokai-akita.jp/