景況レポート 非製造業DI値4.2ポイント後退!
情報連絡員80名 12月分

 12月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが3.8%(前月調査2.6%)、「悪化」が51.3%(同48.1%)で、業界全体のDI値は−47.5となり、前月調査の−45.5と比較して2.0ポイント後退した。
 内訳としては、前月調査と比べ製造業は1.3ポイント好転し、DI値は−38.7、非製造業は4.2ポイント後退し、DI値は−53.2となった。
(回答数:78名 回答率:97.5%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
豆腐油揚 12月に入り、気温の低い日が続いたことから鍋物の需要が多く、また、年末の需要などで、前月に比べ15%程伸びたが、前年同月の水準には至らなかった。
繊維製品 11月末から寒くなったためコートの売れ行きが良く、例年よりも忙しい年末を迎えた。このコートの売れ行きが、春物の生産に良い影響を与え、多少なりとも景気回復に繋がってくれればと期待している。
一般製材 冬期の不需要期に入り、荷動きは全般的に低調の中、内装用の加工板が比較的発注が多くなった。原木価格は、前年同月に比べ横ばいで推移している。
鉄鋼・金属 例年の12月に比べると、物件数は多かった。大雪のため、出荷・資材搬入等に影響が出始めている。
青果卸売 全国的な大雪で、12月中旬より品薄傾向となり、商品単価は値上がりしたが、前年同月に比べ、売上げは94.6%に留まった。
自動車販売 12月の新車販売台数は、登録車が1,679台(前年同月比84.9%)、軽自動車は1,424台(同92.8%)であり、合計3,103台(同88.4%)であった。
タクシー 12月中旬からの大雪と寒気、進まない除雪、また、忘年会シーズンとが重なり、全県で前年同月比104.4%となった。
石油製品 ガソリンは、前月比1円値下がりし127円、軽油も、前月比1円値下がりし104円、灯油は、18リットル宅配で2円値下がりし1,274円となった。12月は全体的に軟化傾向であった。
商店街 歳末商戦も近隣大型店舗に客足をとられ、総体的に年々売上額は減少傾向にある。ただ、季節的な要因によって衣類関係が、若干売上げを伸ばした。(秋田市)


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