景況レポート 製造業振るわず DI値 大幅後退!
情報連絡員80名 10月分

 10月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが7.5%(前月調査10.3%)、「悪化」が53.8%(同42.3%)で、業界全体のDI値は−46.3となり、前月調査の−32.0と比較して14.3ポイント後退した。
 内訳としては、前月調査と比べ製造業は27.7ポイント後退し、DI値は−40.6、非製造業は5.4ポイント後退し、DI値は−50.0となった。
(回答数:80名 回答率:100%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
豆腐油揚 おでんや鍋物の季節になり前月比では好転したが、前年同月との比較では、暖かさのせいか売上げは伸びていない。
清酒製造 9月の清酒出荷量は、2,688キロリットルで前年同月比96.8%で推移した。
ニット製造 カットソーやニットのコートなど新しい商品が誕生しているが、市場全体を活気づけるまでには至っていない。
プレカット プレカット部門は、前年並の操業を維持したものの、エクステリア部門では売上が伸びず、全体で前年同月比を下回る結果となった。
生コンクリート 10月の出荷量は、105,498m3で前年同月比101%で推移した。
自動車販売 10月の新車販売台数は、登録車が2,156台(前年同月比95.7%)、軽自動車は1,739台(同104.2%)であり、合計3,895台(同99.3%)であった。
タクシー 県全体の運送収入は、前年同月比95.4%、運行回数も前年同月比95.7%と減少の一途である。特に県北が、運送収入、運行回数とも前年同月比91.7%と落ち込みが激しい。
石油製品 ガソリンは、前月と変わらず128円、軽油は、前月比1円値上がりし105円、灯油は、18リットル宅配で20円値上がりし1,277円となった。
商店街 「身の回り品」は、寒さの遅れもあり、前年同月比で横ばいとなった。「酒類販売」は、需要不振により前年同月比5%減となり、これからの新酒の需要増に期待している。「家電販売」は、デジタルテレビの増販に努めたが、前年同月比で横ばいとなった。いずれも景気回復は感じられない。(秋田市)


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