第57回中小企業団体全国大会盛大に開催される!
〜『北の大地で誓おう フロンティア精神 組織の力』〜



第57回 中小企業団体全国大会スローガン
中小企業を重視した労働・教育改革
中小企業連携組織対策予算の確保・充実
中小企業の活力を増進する組合制度の見直し
まちづくり推進のための新たな枠組みの構築
政府系中小企業金融機関の機能の維持・強化
景気・経営環境に配慮した税制の見直し


全国中小企業団体中央会 佐伯会長

 
 9月15日(木)、札幌市「札幌ドーム」において、“北の大地で誓おう フロンティア精神 組織の力”をキャッチフレーズに第57回中小企業団体全国大会(主催:全国中小企業団体中央会・北海道中小企業団体中央会)が開催された。
 本大会は、わが国の経済構造が大きな変革期を迎えている中で、全国の中小企業の代表者等が一堂に会し、自らの決意を内外に表明するとともに、国等に対して中小企業振興施策の充実強化を訴え、組合連携組織を基盤とした中小企業の安定的な発展と豊かな社会の実現を図ることを目的として開催している。
 57回目を迎えた今回の大会には、中小企業庁長官望月晴文氏、参議院議員で厚生労働省政務官藤井基之氏など政府、中央関係機関、各政党代表などの来賓と本県の74名をはじめとして全国から約8,200名の中小企業団体の代表者らが参加した。
 大会に先立ち、全国中央会佐伯会長は「日本経済は緩やかな回復傾向にあるものの、多くの中小企業には未だその実感はない。このような状況下で、中小企業がさらなる発展を遂げるには、各企業が刻々と変わる経済環境に即応できる経営体質を作り上げるとと同時に、組合をはじめとする中小企業連携組織を構築し、互いに力を合わせて事業を推進することが必要」と挨拶を述べた。
 大会では、「景気対策、中小企業対策の充実・強化」をはじめ、中小企業に関する13項目の決議及び大会宣言が採択された(宣言の内容は後掲)。
 次回、第58回中小企業団体全国大会は、来年、東京都において開催されることとなっている。

大会宣言
 我が国の景気は、緩やかに回復している、先行きについても国内民間需要に支えられた景気回復が続くと見込まれる、とされているが、我が国企業の圧倒的多数を占める中小企業においては、景気回復を実感するには至っていない。
 我が国経済の活力の源泉、国の礎である中小企業は、将来に対する不安を払拭できないまま、日夜懸命の経営努力を重ねている。
 景気回復の効果を広く中小企業に及ぼし、景気回復に弾みをつけるため、政府は今こそデフレ脱却のための強力な景気対策、中小企業対策を講ずるべきである。
 また、国を挙げての重要課題とされている世界最高水準の科学技術創造立国、とりわけ産学官連携を強化するためには、国の中小企業対策としてその推進態勢を整えるべきであり、特に、中小企業が相互に経営資源を補完し、知識と技術を結びつけ、共同で事業を行う中小企業組合がその力を発揮すべきときであり、中小企業組合に対する期待が高まっている。
 開廃業率の逆転現象が続く中、創業・起業の促進、新連携の推進、新事業展開などの視点から、中小企業連携組織対策を中小企業政策の中核として位置づけ、抜本的に強化すべきであり、これら事業の遂行を担う中小企業団体中央会に対する強力な政策支援が是非とも必要である。
 本日、全国の中小企業団体の代表は、本年7月、世界自然遺産に登録された知床を抱く、ここ北海道の札幌ドームに集い、「北の大地で誓おう フロンティア精神 組織の力」を合言葉に第57回中小企業団体全国大会を開催し、我が国中小企業が時代のニーズに即応して積極的にその期待に応えていくために必要な重点事項を決議した。
 政府は、全国470万中小企業が、その活力を最大限に発揮し、希望と勇気を持って、明るい展望を切り拓いていくことができるよう、本大会が決議した事項を早急に実現すべきである。
 我々中小企業もまた、本日の大会を契機に、企業家精神をさらに発揮しつつ、中小企業組合に相互の力を結集し、希望と活力に満ちた新しい経済社会の創造に向け、大きく翔くことを期する。

 右宣言する。
平成17年9月15日
第57回中小企業団体全国大会


第57回全国大会受賞おめでとうございます

優良組合
組合功労者
中央会優秀専従者
秋田県トラック運送事業協同組合
理事長 齋藤正敏 氏
 
富樫清弘 氏
(秋田県火災共済協同組合 専務理事)
高橋公悦
(業務部企業交流課長)



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