話題の広場

中央会事業より
第1回官公需問題懇談会を開催
 8月20日(金)、秋田市のアキタパークホテルにおいて、第1回官公需問題懇談会を開催した。
 懇談会に先立ち、全国中小企業団体中央会連携組織推進部の小林信部長代理から「最近の官公需を巡る現状について」と題して講演が行われた。同氏は、「透明性や公平性が叫ばれる中で、官公需を取り巻く環境は難しい局面になっている。今後、新しいシステムづくりなど、打開策を見い出せるのは官公需適格組合であり、中央会に対して積極的に提案をして欲しい。」と提言された。引き続き発注者側である秋田県関係者と受注者側である官公需適格組合との間で懇談を行い、積極的な意見交換が行われた。

前期IT研修(委託訓練事業)が終了!
 6月2日(水)から雇用・能力開発機構秋田センターの委託を受け、「日本版デュアルシステム」として取り組んできたIT研修(情報ビジネス科・情報ビジネス実務科)の前期研修が終了した。
 本研修は、汎用度の高いIT能力の習得を目指すとともに、受講生の就職支援活動をサポートしながら一人前の職業人として育成することをネライとしており、今回の研修では2コース合わせて14名が受講し、全員が座学3カ月を修了した。引き続き、情報ビジネス実務科の7名は、8月26日より実習先として協力を得た本会会員組合等で1カ月間の職場実習を行い、全課程を修了した。後期研修は、11月2日(火)からスタートすることにしている。

第1回情報連絡員会議を開催
 9月7日(火)、秋田市のホテルメトロポリタン秋田において第1回情報連絡員会議を開催した。
 情報連絡員制度は、県内の組合関係者80名に連絡員として委嘱し、毎月の報告の中で的確な業界の現状を把握することを目的としており、毎年2回の会議を行っている。今回の会議では、東北財務局理財部検査監理官の高橋啓三氏から「中小企業向け金融検査マニュアル」、秋田労働局雇用均等室長の小山内恵子氏から「次世代育成支援対策推進法」についてそれぞれ説明が行われ、出席した情報連絡員は熱心に耳を傾けていた。

第1回創業塾「介護ビジネスセミナー」を開催
 8月28日(土)、秋田市のホテルメトロポリタン秋田において、グループ創業バックアップ事業の一環として「介護ビジネスセミナー」を開催した。今回は、企業組合で介護ビジネスに積極的に取り組んでいる福島県伊達町の在宅福祉会やわらぎ企業組合の柳沼信夫理事長から、「寝たきりの人にも入浴の喜びを」と題して組合の活動事例が紹介された。同氏は、『“寝たきりの方をお風呂に入れることができない。住み慣れた自宅で過ごしてもらいたい。”と願う家族の悩みを解決するために企業組合を立ち上げた。訪問入浴介護事業は、今では看護師が足りない位順調に行っている。今後、痴呆性高齢者に対するケアに対しても積極的に取り組んでいきたい。』と、これまでの体験談を踏まえ熱く語っていた。この後、本会から企業組合制度や創業関連施策の概要について説明を行い、引き続き個別相談会を行ったが、待ち時間もできるなど参加者の意気込みが伺えた。

新設企業組合懇談会を開催
 9月2日(木)、秋田市のホテルメトロポリタン秋田において、新設企業組合を対象とした懇談会を開催した。今回は、税理士の武田亨氏から「新設企業組合の財務健全経営の進め方について」と題して経常利益年計表や利益計画の作成、財務管理の手法などについて学んだ後、出席者との間で懇談を行った。きちんとした利益計画に基づいた事業投資を行うことが、組合経営にとっていかに重要であるかについて出席者の理解が得られ、有意義な懇談会となった。

中小企業交流プラザを開催

臼井征子氏

米倉功氏
 9月3日(金)、秋田市のホテルメトロポリタン秋田で中小企業交流プラザを開催した。
 本プラザは、業種の枠を越えて他企業や行政機関と連携を図り、自社の経営資源を補うことを目的として開催したもので、今回は、多角的連携活動を積極的に推進している先進事例として、Step up'99会長の臼井征子氏から「ビジネスマッチングを求めて〜絆深める女性だけの異業種交流グループ〜」と題して、又、ソート'86の米倉功氏と湯澤哲雄氏から「単なる交流会に終わらせない、実のある異業種交流を目指して」と題してそれぞれのグループで取り組んでいる活動事例が紹介された。
 この後、参加企業と講師との間で意見交換を行った。今後、10月7日(木)には、横手市で開催することにしている。

PowerPoint入門講座を開催
 9月7日(火)、9日(木)、14日(火)の3日間に亘り、本会会議室において「PowerPoint入門講座」を開催した。今回は、オートシェイプの利用、スライドショーなどのパワーポイントの基本操作を中心にした講座で、出席者のほとんどが初心者ということもあり、真剣に学んでいた。


アラカルト

県北ポイント・スタンプ会が発足
 消費者へのサービスの向上と商店街の活性化をネライとした「県北ポイント・スタンプ会」が、大館市の大館市大町商店街振興組合(金澤邦男理事長)の他、大館市近隣でポイントカードを実施している5組合が参加して発足しました。今後、お互いに情報交換を行いながら参加組合がそれぞれの地域で共通に利用できる商品券サービスなどを検討していくこととしています。参加組合は次の通りです。

(1)大館市大町(商振)ハチ公カード
(2)比内町ジョイスタンプ(協)エンジョイカード
(3)十和田商業(協)コナンカード
(4)能代ポイントカード事業(協)ダンクカード
(5)二ツ井町商業(協)もっくんカード

学童用の机と椅子の試作品が完成
〜協同組合秋田県家具工業会〜
 協同組合秋田県家具工業会(能登一理事長)では、秋田県産材の有効活用や木製家具の普及を目指し、秋田県からの補助を受け、秋田公立美術工芸短期大学五十嵐研究室との共同で、学童用の机と椅子の研究開発に取り組んでいましたが、このほど3種類の試作品が完成しました。今後、アンケートによる求評結果を基に、より機能性の高い製品の完成を目指しています。



インフォメーション
第4回あきたデザインフェスタのご案内
〜メインテーマは「秋田の宝モノ」〜
 デザインを基軸に秋田県の産業・文化の振興を目的として活動している「あきたデザインネットワーク」と本会が連携し、デザインを広く県民に親しんでもらうため、今年で第4回目となるあきたデザインフェスタを開催します。
○日時
 平成16年10月16日(土)〜17日(日)
 午前10時〜
○会場
 秋田市拠点センター アルヴェ(AL☆VE)
 1F きらめき広場(秋田駅東口)
○内容
 ワークショップ、ファッションショー、体験コーナー、秋田の宝モノ展示 他

【問い合わせ】
 あきたデザインネットワーク(Tel.018-834-2301)
 本会 企業交流課(Tel.018-863-8701)

県内最低賃金(時間額)は、2年ぶりに引上げ!
〜時間給606円に〜
 秋田地方最低賃金審議会(加賀勝己会長)は、平成16年度の秋田県最低賃金の改正について、秋田労働局長からの諮問により慎重に審議を重ねた結果、平成16年8月5日、最低賃金の時間額を606円(引上げ額1円)に改正する旨の答申を出しました。これを受けて秋田労働局長は、同答申の内容の通りに秋田県最低賃金を改正することを決定しました。なお、効力発生日は9月30日となっています。

【問い合わせ】
 秋田労働局 労働基準部賃金室
 (Tel.018-883-4266)

10月は労働保険適用促進月間です!
〜社長さん あなたの義務です 労働保険〜
 労働保険(労災保険と雇用保険)は、労働者の生活の安定を図るとともに、再就職を促進するために必要な給付を行う雇用保険の総称で、農林水産業の一部を除き労働者を一人以上雇用している事業主は加入手続きを行い、保険料を納付することが義務づけられています。又、事業主及び労働者の意向に関わらず、法律上、当然加入の手続きを行うことが事業主の義務となっています。まだ加入されていない場合は、早急に最寄りの労働基準監督署かハローワークにご相談下さい。

【問い合わせ先】
 秋田労働局 総務部労働保険徴収室
 (Tel.018-883-4267)

あきたソフト産業展2004のご案内
─ここから世界へ〜見て・触れて・体感する─
●開催日時 平成16年11月5日(金)
 ○産業展示会 11:00〜17:00
 ○基調講演 13:30〜15:00
  ・テーマ 「これからのインターネットビジネスの動向」
  ・講 師 楽天ブックス(株)
   代表取締役社長 杉原 章郎氏
●開催場所 秋田ビューホテル
●参加料 無 料

【問い合わせ】
 (財)あきた産業振興機構 情報支援課
 (Tel.018-860-5621)

第12回 川連塗りフェア2004のご案内
●と き
 平成16年10月15日(金)〜18日(月)
 午前9時〜
●ところ
 稲川町体育館(雄勝郡稲川町)

【問い合わせ】
 秋田県漆器工業協同組合(Tel.0183-42-2410)


桃李下自蹊成
 今年は台風の当たり年と言われている。
 本県にも上陸はしなかったものの15号、16号さらに18号と接近した。特に15号は、塩害による停電などによってライフラインに混乱をもたらしたり、農業関係に相当深刻な被害が報告されているが、中小企業関係では目立った被害は報告されていない。
 気象台によれば、太平洋高気圧が例年に比べ東に位置していることが主な要因だそうである。15号が接近した午前4時半頃、窓から木の揺れを見ていたら、欅や桜の葉が短時間のうちに変色していった。18号が通過した後、葉が枯れ落ちた後に新芽が出ているのにはびっくりした。県内沿岸部を中心にコブシ、リンゴの花が咲いたという報道もあった。
 知人の専門家に聞いたところ「台風で、葉が早い時期に落ちたため、本来、葉にいくはずの養分が発芽や開花を促しているんだ」と言っていた。
 人間、50歳の半ばを過ぎると体力や智力の急激な減退をはっきり自覚せざるを得ないので、新芽とか開花というわけにはいかないが、少しでも衰えを先に延ばす努力が必要だと、欅の新芽を見ながら痛感している。
(M.F記)


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