フロム情報連絡員
前月比12.7ポイント改善
情報連絡員80名
回答数  76名
回答率 95.0%
2月分


図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しております。

 2月分の県内景況は、前年同月と比ベて景況が「好転」したとする向きが7.9%(前月調査5.3%)、「悪化」が59.2%(同69.3%)で、業界全体のD.I値は-51.3ポイントで、前月調査-64.0ポイントと比較して12.7ポイント好転した。業種別では、受注量が増加した家具建具製造業が売上高を伸ばしたことにより製造業全体では、10.3ポイント好転してD.I値は-41.4ポイント、また、非製造業では街路整備事業が完成した湯沢市大町(商振)と自動車整備業が最需要期に入り好調でD.I値は-57.5ポイントと14.3ポイント好転した。

対前年同月比
好転悪化割合 業界全体


業界の声
☆豆腐は、取引先スーパーの売上高が前年対比で伸びている店舗もなく市況は低迷状況にある。
(食料品)

☆清酒の出荷量は、1,681キロリットルで前年同月比95.6%の推移であった。
(食料品)

☆ニットは、店頭での売れ行きは好転傾向にあるが前月に引き続き発注状況は慎重で工場サイドの状況は良くなっていない。
(繊維・同製品)

☆12〜2月は新築需要が大幅に少なく建設業界が非常に悪く、その影響で木材製品が全く売れない状況にある。また、原木価格は落ち込み素材の生産中止に踏み切る業者も多くなってきている。
(製材)

☆首都圏でのマンション需要の増加と年度末の駆け込み需要の受注により売上高は対前年比70%と大幅な増加となった。
(家具建具)

☆出荷数量は71,471立方メートルで、前年同月比では78.7%と依然として前年比を下回っており厳しい状況が続いている。
(生コンクリート)

☆機械系は、加工対象の転換などにより売上高の減少に対処しているが設備投資の伸び悩みから業績不振が目立ってきている。機械金属業界全体に加工対象物件の違いなども反映しているが企業間格差は大きくなる傾向にある。
(鉄鋼・金属)

☆年度末を迎え、公共工事の受注量が増加しており幾分明るさが見えてきた。
(電気工事)

☆荷動きは依然として低調に推移している。また、運賃水準は引き続き低迷しており厳しい経営環境となっている。
(トラック運送)

☆2月の営業収入は、前年対比では15.0%減少、稼働率、実車率とも減少しており厳しい状況である。
(タクシー)

☆車検需要期に入り2月の整備需要は前月比で138.0%と大幅に増加、前年同月比でも102.4%と増加した。
(自動車整備)

☆清酒は前年対比横這い、焼酎は微増、ビールは発泡酒の人気に押されてダウン、果実酒もダウン、発泡酒・洋酒・リキュールは依然として人気が高く好調。全体では2月も前年比を僅かに上回った。
(酒類卸)

☆2月の新車販売台数は、軽自動車については1,722台(前年比102.9%)、登録車は2,682台(前年比100.4%)と若干増加し合計では4,404台(前年比101.4%)であった。
(自動車販売)

☆商 店 街
1月からバーゲンセールで凌いでいるが売上げは伸び悩みの状況にある。 
(秋田市大町)
家電小売店では冬季オリンピックの開催によりデジタルハイビジョンテレビの需要が旺盛であったことから前月比60%、前年同月比で20%売上高が増加した。
(秋田市通町)
街区の車歩道が完成し、昨年同時期の工事期間中に比べ来街者も多く売上高は増加している。
(湯沢市大町)


第2回情報連絡員会議を開催
 3月19日(水)秋田市において、第2回情報連絡員会議を開催しました。この会議は、県内の景況調査のため委嘱している組合関係者80名の情報連絡員を対象としたものです。会議では、県産業経済政策課団体班本間主幹、県信用保証協会業務部渡辺次長、東北財務局津川秋田財務事務所長から「秋田県の新しい中小企業施策について」、「売掛債権担保融資保証制度について」、「秋田県内の景気動向予測について」それぞれ、現在の厳しい経済情勢に反映した説明が行われました。


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