フロム情報連絡員

景況は依然厳しく先行きは不安定

情報連絡員80名
回答数:74名
回答率:92.5%
8月分


図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しております。

○情報連絡員報告による8月分の県内景況は、前年同月比で業界全体のD.I値は-37.9ポイントとなっており、7月調査と比べて5.5ポイント悪化した。猛暑により夏物季節商品が好調な売れ行きとなったが、全体を押し上げる効果は得られず依然として消費姿勢の慎重さは続いている。公共事業は土木関連に若干動きがあるが全体的に低調、住宅関連は秋以降の需要の動向が懸念されるなど、全体的に先行きへの不安感が強い。


対前年同月比
好転悪化割合 業界全体


業界の声
猛暑の影響で豆腐の売れ行きは悪く、前年比では景況は悪化。
(食料品)
ニットは秋冬物の受注が順調。しかし短納期対応の工場運営が続いているため安定度は低い。
(繊維・同製品)
製品市場では原木入手困難が続き、出品量の減少と売上の落ち込みが大きい。上昇基調にあった原木価格は、やや落ち着きが見え始めた。
(木材・木製品)
仕事量の減少、納入単価の引き下げ等依然厳しい状況。他県業者との競争も激化。
(印刷)
受注条件の改善は見られない。建築、設備投資の伸び悩みにより過当競争が続き、単価の低落は一層厳しい。
(鉄鋼・金属)
清酒の売上高は前年同月比90.1%、焼酎は99.1%、ビールは好天候により111.6%、発泡酒・リキュールは依然根強い人気で162.8%。
(酒類卸売)
新車の販売台数は、軽自動車が新規格になって以来11ヵ月連続して二桁の増加。
(自動車販売)
猛暑の影響でクーラー、夏物衣料、清涼飲料水等の売れ行きが好調となったが、全体の売上は前年並み。
(県北・県央・県南商店街)
夏祭り・お盆休み等により利用数が前月比で好転したが、客単価は低価格化。
(旅館・ホテル)
公共事業の土木工事の受注が多少増加。建築工事は公共工事・民間工事ともに低調で、前年に比べ減少。
(建築)
公共工事はほとんどなく今後の発注も見えていない。民間工事は受注競争により単価が厳しく利益は低下。
(電気工事)
青果物輸送等荷動きは活発になっているが、業者間の価格競争から運賃水準は厳しい状況。
(運輸)
 連絡員の素顔 
  vol.7

 湯沢雄勝砂利協同組合
 事務局長 下夕村 恭治さん

■業界の現状−
 かっては河川砂利が主流でしたが、昭和50年代前半から陸砂利に移行しており、現在は90%以上がコンクリート用骨材の資源として利用されています。しかし自然や環境問題への配慮は年々厳しく、良質な資源の確保が最大の課題となっています。

■組合の運営について−
 河川砂利の場合は河川法、陸砂利の場合は農地法、やがて山砂利となれば森林法と採取にあたっては許可が必要です。限られた資源の有効利用はもちろん、リサイクルも業界としては進めていますが、今後は環境・リサイクル問題が組合の共同事業としてさらに大きく浮上してくると思います。

■趣味について−
 子供が小さい(小2、保育園)ので、休日は子供の相手で終わってしまいます。2〜3年前から海釣りを始めましたが、最初の釣りでヒラメをあげました。以来釣果はパッとしませんが、ハマっています。




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