フロム情報連絡員

D.I値が2ヶ月連続緩やかに上昇

情報連絡員80名
回答数:74名
回答率:92.5%
7月分


図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しております。

○情報連絡員報告による7月分の県内景況は、前年同月比で業界全体のD.I値は−32.4ポイントとなっており、6月調査と比べて3.2ポイント好転した。景況に大きな変化は見られず全体的に低迷状況が続いているが、売上高・収益状況・資金繰り等は僅かながら上向き傾向にある。しかし、雇用情勢、所得環境の厳しさは依然として個人消費の回復に悪影響を与えている。


対前年同月比
好転悪化割合 業界全体


業界の声
豆腐の売上は極端に低迷。暑さの影響か、取引先の低迷によるものか分析はできていないが景況はかなり悪い。
(食料品)
消費がなかなか上向かず厳しい状況。受注量が増加し前月比では好転したが、9月以降の受注がまだ見えない等先行きは不安定。
(繊維・同製品)
原木が品薄感から価格上昇傾向にあり製材工場の経営は厳しい状況。
(木材・木製品)
プレカット加工は高水準で推移。
(木材・木製品)
需要の低迷が続いている。納品単価も下落。
(印刷)
出荷数量は前月比では105.0%と若干増加したが、前年同月比では88.1%と大幅に減少し厳しい状況。
(生コンクリート)
量・価格ともに未だ後退局面が続いており、特に県内での工事量は減少。競合企業の増加により価格が厳しく、受注の確保が困難。
(鉄鋼・金属)
機械加工関係では弱電分野に関係する設備機械を製作している企業がやや好調。
(鉄鋼・金属)
清酒の売上高は前年同月比96.1%、焼酎は依然好調で120.8%、ビールは好天候にもかかわらず97.0%、発泡酒・リキュールは125.4%と依然根強い人気。
(酒類卸売)
新車の販売台数は、軽自動車が新規格になって以来10ヵ月連続して二桁の増加。登録車数は28ヵ月連続のマイナス。
(自動車販売)
バーゲンセールの実施により低価格で提供したため衣料品・身の回り品は売上が増加。
(県央商店街)
新規工事が減少。受注単価も厳しく、回復のめどは立っていない状況。
(建築)
官公庁の給排水設備工事が若干伸びてきており、好転には至らないがやや上向き傾向。
(管工事)
好天が続いたことから青果物等食品の輸送が好調。しかし燃料価格の値上げ等により状況は依然厳しい。
(運輸)
洗砂の出荷数量は前月比では93.0%と減少したが、前年同月比では110.6%と伸びている。
(砂利採取)
 連絡員の素顔 
  vol.6

 秋田県鐵鋼工業協同組合
 専務理事 佐藤 毅 さん

■業界の現状−
 鐵鋼・金属業界は低迷から抜けきれない状況が続いています。現時点では先行きも全く不透明な状態です。

■組合の運営について−
 これからは個々の企業が特色を持ちそれを活かしていく時代であると思う。コラボレーション(特色ある企業集団)という形態も今後進んでいくだろう。規制緩和への対応やISOの認証取得等取り組まなければならない問題も多い。組合としては組合員が少しでも早く新しい情報が得られるように、それぞれの企業の特色を尊重した支援をしていきたいと思っています。

■趣味について−
 スポーツが好きで、テニスは中学校の頃に始めてもう50年以上になります。そしてマラソン。市民マラソンに参加したり、以前は県外の大会にも出掛けていました。中でも奈良市の街並みを走った思い出は格別のものです。クラシック音楽を聴くのも好きで、お気に入りの曲は「ツゴイネルワイゼン」。夜、寝る前にゆっくりと聴くことが多いのですが、バイオリンの音色を大音響で聴きながらいつの間にか眠ってしまうこともしばしばです。




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