フロム情報連絡員9月分

厳しい景況変わらず


情報連絡員80名 回答数:75名 回答率:93.8%
情報連絡員報告による10月分の県内景況は、前年同月比で、業界全体のD.I値が−56.0ポイントとなっており、9月調査と比べて10.2ポイント好転した。今月は製造業において景況が「不変」とする 企業が増えたことで、D.I値がアップしたが、全体的に厳しい状況のまま推移しているところが多く、依然、低迷状態は脱していないと思われる。
図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しています。

対前年同月比


好転悪化割合 業界全体
好転悪化割合 製造業
好転悪化割合 非製造業

業界の声


和・洋菓子とも売上が伸びず、前年比で96〜97%台となった。
(食 料 品)
店頭における秋物衣料の売上不振をうけて、期中 生産の追加発注が少ない。
(繊維・同製品)
市況は、国有林材(高齢材80年生以上)の出品が出回り、組合員が生産した間伐材(40年生以上)は、 高齢材の不足分に補充されている程度である。
(木材・木製品)
他県同業者の動きが活発なうえ、地元同業者間の競争により価格の低下が心配される。
(印 刷)
生コンクリートの出荷数量が前月比で94.8%、前 年同月比では97.4%といずれも減少しており、厳しい状況となっている。
(窯業・土石)
受注量の増加及び単価の改善傾向は全くみられず。
(鉄鋼・金属)
川連塗りフェアが開催され、昨年とほぼ同程度の売上があった。
(家具・建具・装備品)
野菜類が台風や長雨の影響で全般に高値で推移した。
(卸 売 業)
新車の販売台数を車種別にみると、前年同月比で登録車は小型乗用車92.4%、普通乗用車77.6%、小型貨物83.4%、普通貨物71.0%。軽自動車は乗用151.7%、バン63.8%、トラック68.7%であった。
(小 売 業)
10年度産米が不足気味のため新米の仕入価格が若干値上がりしたが、スーパー等では依然安売り競争が続いており、10月期の売上高としては過去最低となった。
(小 売 業)
各店、独自のイベント(安売り、記念祭等)を開催しているが、集客効果はあまり上がらず。
(商 店 街)
登録自動車の新車販売台数が19ヵ月連続して低迷しており、その影響をうけて整備業界も厳しい状況が続いている。
(サービス業)
公共土木工事の受注増大によって手持工事量が増加している。
(建 設 業)
新米の出荷が始まり、例年であれば年末需要に向けて輸送量が増える時期であるが、荷薄の状態が続いている。
(運 輸 業)
生コン用骨材、路盤材とも荷動きが活発化してきているが、2〜3年前の水準にははるかに及ばず。
(鉱 業)

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